暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
G編
第71話:戦闘で説得
[6/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
たのは、ステージ近くでマリアやソーサラーと対峙している奏達だけでは無かった。
「な、何だあのノイズ!? 初めて見るぞ!?」
「……分裂増殖タイプ」
「こんなの使うなんて聞いてないデスよ!?」
切歌と調の様子から、どうやらこのノイズの登場は彼女達にとっても予想外の展開だったようだ。
颯人が切歌と調と共にそのノイズを見ていると、奏と響が相手をしていた筈のソーサラーが颯人に攻撃してきた。
「おっと!?」
振るわれたハルバードをギリギリのところで回避する颯人。ソーサラーは彼を2人から引き離すと、そのままマリアと合流した。
「マム……」
『皆、ここは退きなさい』
「……分かったわ」
通信機からの声に頷くと、マリアは両腕を合わせ空へと掲げた。それは奏がアームドギアを形成する時の動きと酷似していた。
案の定、マリアの脳腕のガントレットが合体して射出されると、奏のアームドギアと色以外全く同じ形状の黒い一振りの槍へと変化した。
「アームドギアを温存していただと!?」
「今までは手を抜いてたって訳かよ、チクショウが!?」
先程は全く本気では無かったという事に、奏と翼は歯噛みする。
その2人の見ている前で、マリアはアームドギアの穂先を彼女達ではなくノイズの方に向けた。一体何をするのかと見ていると、マリアのアームドギアの先端が分割・展開しそこにエネルギーが充填され一筋の閃光がノイズに向け放たれた。
[HORIZON??SPEAR]
「おいおい、自分らで出したノイズだろッ!?」
自分で使役するノイズを自分で攻撃するという訳の分からない行動に困惑する装者達だったが、マリア達はそんなことお構いなしに撤退に移った。
「頼むわよ、ソーサラー」
〈テレポート、ナーウ〉
マリア達はソーサラーの魔法で一瞬にしてその場から姿を消す。立て続けに行われる訳の分からない行動に、翼とクリスの困惑は加速した。
「ここで撤退だと!?」
「折角温まって来たところで、尻尾を巻くのかよッ!」
追いかけようにも魔法で逃げられては追跡のしようがない。悔しさに地団太を踏んでいると、響がある異変に気付いた。
「あぁッ!? ノイズが!?」
響の声に釣られて颯人達が周囲を見渡すと、マリアの攻撃で爆散し飛び散ったノイズの肉片が蠢いていた。それだけではない。マリアによって体を貫かれた本体も、泡立つようにブクブクと内側から膨らみ元の大きさに再生していった。
先程の調と切歌の話を聞いていた颯人は、まさかと思いウィザーソードガンでノイズを撃ち抜いた。すると飛び散ったノイズの体は普通に炭となって消し飛んだが、飛び散った一部はそのまま再生し増殖してしまった。
「うげぇ、千切れたら千切
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ