暁 〜小説投稿サイト〜
フォース・オブ・イマジナリー
Turn:34 もう一度前へ
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「そうだったんだ………ねえ、あとでカムイさんに話聞いてみようよ、あなたの憧れって櫂トシキでしょ?カムイさん昔一緒にチーム組んでたんだって」
「そうだったのか?………ふっ」
「どうしたの?」
「お前とのファイトはいつもそうだ、不思議と心が躍る」
地区大会でのツムギとのファイト、互いの心が通じ合った素晴らしいファイトだった
「なぜ忘れてしまっていたんだろうな………続けるぞ」

ドラエン支部にいたヤイバはフリースペースにいた子供たちとファイトに興じていた
「ブラスター・ブレードでアタック」
「うわぁ、負けたぁ」
双剣士 MUSASHIにアタックが決まりヤイバの勝利が決まる
「っしゃ」
「やっぱ地区大会に出るファイターは違うなぁ」
落ち込む少年に対してヤイバは彼のデッキを見ていた
「(むらくもか………今度は俺が挑戦する番だな)」
ルカのことが気になってしまい実力を出し切れず負けてしまったナズナとのファイト
いつかもう一度ファイトして取り返さなければならない

ツムギのダメージゾーンに6枚目のカードが置かれる
「もう、大丈夫みたいだね」
「ああ、まさかお前に励まされるとは思わなかったがな」
そういって席を立つシュン
「もういいの?」
「ああ、この借りはまた別の形で返さなくてはな」
「仮なんて思わなくていいのに」
そう言って店を出ようとするシュンだったが
「ありがとう、ツムギ」
「あ、うん………」
素直に礼を言われて驚き半分照れ半分のツムギは顔を赤くしたまましばらく固まっていた

「すまない」
翌日、学校でシュンはヤイバに頭を下げた
突然のことにヤイバは戸惑っていた
「お前の望む通りにファイトさせてやれなかったこと、本当に」
「ああ、いいって、結局お前の言ったとおりだったんだから」
ヤイバの言葉に頭を上げて首を傾げた
「いや、実はさ………」

ナズナとのファイトのことを語るヤイバとシュン
「そんなことがあったのか」
「ああ、あいつともまたファイトしなくちゃな………」
「ファイトで受けた傷はファイトで癒すのが一番だ、俺がそうだったようにな………」
「んじゃ、矢代とも………お前誰とファイトしてきたの?」
意を決して立ち上がろうとしたヤイバだったがふとシュンの様子が気になり彼を見る
だがシュンは答えずにそっぽを向いていた
「おーい、なんで無視すんだ、おーい」

放課後、帰り支度をしていたヒトミはカバンの中のデッキに気が付く
地区大会のことを思い出し
「矢代」
「ふぇっ!?えっ?何」
突然ヤイバが声をかけてきたことに驚き身を震わせるヒトミ
「今日、これからキャピタルでファイトしようぜ」
「えっ、でも………」
「矢代、ちょっといいか?」
「あ、はい」
悩んでいたヒ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ