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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
代表と探偵と裏側の狂気
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オカタイ上司を持つってのも疲れますわ。
「かまえろ。」
「え?」
何度目か分からないため息をつこうとしたその時、先輩が銃をかまえた。
先輩の視線の先には1隻の小型クルーザー。
ってあれは!!あちこちボロボロだが、あれは優遇された者のみが使えるの財団の船じゃないか!
どうして今ここに?
「帰ったぜよ。」
停泊すると、中から誰かが出てくる。
いや、サーヴァントだ。それにこいつは知ってる。
「おやおや?お払い箱にされた岡田以蔵サマじゃございませんかぁ?もうあなたの居場所はここにはありませんけど?」
「んなこたもう知っちょる。」
落ちぶれた奴となんて話はしたくないが、乱交パーティーに参加出来なかった腹いせだ。悪意マシマシでおはなしでもしてやろう。
「おい、やめろ。」
「え、なんでですか。そいつおちこぼれっすよ。」
と、落ちぶれた元エリートの以蔵をからかってやろうとしたが先輩に止められた。
それはお前の悪い癖だって言われたが、別にいいでしょ。
「何の用だ。岡田以蔵。」
「ああ、ちょいとな。おまんらに届けたいもんがあっての。」
そう言うと以蔵は「おい、出てこい」と言う。
そうして船から縛られた状態で出てきたのは末端の俺でも知っている、有名な人だった。
「先輩!こいつらは!!」
「主任!?」
葛城財団から逃げた女、子安とかいう科学者だ。
昔は色んな研究をして財団に貢献しまくってたらしいが、嫌気が差したのか手柄をとられることが嫌だったのか逃げ出したと聞いている。
「主任?今の私はただの子安 綾女だよ。」
「で、ですが…!」
「お前は変わらないな。相変わらずマジメ過ぎる。」
先輩はこの女を主任と呼んでいるが裏切り者の重罪人だ。
もう上司でもなんでもない。
「で、おちこぼれ元エリートの以蔵さんがこんな二人連れてなんの用だよ?」
裏切り者を連れてきてくれた事は助かるが、代表はもうそれを必要としていない。
いずれこの世界は葛城財団のものになるし、それにここには3日後日本全国から数多のサーヴァントがやってくる。
それ以外に、代表は何も欲さないのだ。
「ああ、それとな。もう1つ届けもんがある。」
「なんだ?」
先輩は以蔵に銃を向け、未だに警戒している。
「竜胆急便からじゃ。おまんら葛城財団に"死"を届けに来たと。」
「…!?」
船の影から飛び出てきた2つの影。
銃をかまえる猶予もないほどのものすごい速さで奴らは接近すると
「おまえたちは要注意人物のみやも」
刀を振り上げた。
それが自分が人生最後に見た光景だ。
?
「ぶっ殺して良かったんすか?なんか片方良い奴そうだったけど?」
「私の元部下だ。私が殺せ
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