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八条学園騒動記
第六百五話 果てしない推理その三

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「この展開は」
「そうだよね」
「だってここまでね」
「皆普通にワープしてるし」
「それを何事もなくやり取りしてるし」
 ワープしてもだ。
「そういうの見たら」
「本当にね」
「ワープが普通で」
「超能力もね」
「あれよね」
 エミリーはここでこんなことを言った。
「マウリアじゃ超能力や魔術や錬金術の研究も盛んよね」
「そうなんだよね」
 トムはセーラのことを思い出しつつエミリーに答えた。
「だからね」
「超能力使える人もいるのね」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「こうしたこともね」
「出来るのね」
「そうした国なんだよね」
「そこも連合とは違うわね」
「連合はね」
 トムは自分達の国の話をした、今映画は犯人は誰かということでワトソンがホームズについて署内で話している。
「そうしたことについてはね」
「研究はね」
「オカルトになって」
「あまり身を入れてないわね」
「けれどマウリアは違っていて」
 この国はというのだ。
「政府公認でね」
「超能力も研究していて」
「そしてね」 
 それでというのだ。
「そうしたこともね」
「出来る人がいるわよね」
「こっちの学園にもいるしね」
「凄いことにね」
「何でも」
 トムは従姉にさらに話した。
「そういうのも科学と同じらしいよ」
「超能力とかも」
「魔術とか錬金術も」
「科学なの」
「マウリアの人達が言うにはね」
「そこも全然違うわね」
「連合とマウリアだと」
「そうだね」
 二人でこう話した、その間にだった。
 映画の場面はホームズの部屋に戻っていた、するとホームズはまたカーリー女神を崇めていてそれからだった。
 ワトソンに対してカーリーの加護の話をしていた、するとワトソンはワトソンでドゥルガーの話をした。
「ドゥルガーもマウリアの女神様だよね」
「そうだよ」
 トムは弟の問いに答えた。
「十本の腕それぞれに武器を持っていて」
「何か凄い外見だね」
「物凄く強いんだ」
「戦いの女神なんだ」
「そうなんだ、カーリーと同じ女神様だよ」
「同じなんだ」
「何でもシヴァ神の奥さんの戦う時の姿で」 
 パールバティーという。
「それでそのドゥルガー女神が怒ったら」
「カーリーになるんだ」
「そうなんだ」
「それで同じなんだ」
「うん、そうだよ」
「二人共違う様に言ってるけれど」
「元は違う神様だったらしいけれど」
 この時代でもそうした説が唱えられている。
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