父よ、母よ、妹よ 前編
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はいえ、罪の無い一般市民を巻き込んでしまっている。
これでは彼らの言う通り、 冷酷なテロリストだ。
「おやっさん、俺達のやってることって本当に正しいことなんだろうか……俺、分からなくなってしまいましたよ」
志郎は空を見上げながら巨悪に立ち向かう仲間達(仮面ライダー)のことを想った。彼らもまた史郎と同じく、世界各地に散らばって孤独に戦っていた。
「一文字さん、敬介、大介、茂、洋、一也、良、光太郎、真、勝、耕司。…どこにいるんだ?どうしてるんだ?」
彼らならあの少年に何と言っただろう。これからショッカーとどう戦うだろう。
「せめて……せめて、これからどうしたらいいか教えてくれ。そして力をくれ。お願いだ」
志郎は涙を流しながら夜空を眺め、懇願する。しかし返答はない。
しばらくして、再び志郎はアジトに帰投した。
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