第六百四話 マウリアの推理その九
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「そのうえでね」
「やっていくことね」
「そう、そして」
そのうえでというのだ。
「観ていこう」
「それじゃあね」
こうしたことを話してだった。
三人はそのまま観ていった、スクリーンではもう歌と踊りは終わっていて家賃の話も何時の間にか来月になっていた、そして。
事件を待つことにしたが。
「いきなり警察署にワープしたわね」
「さっき待つって言ってたけれどね」
トムはメアリーに応えた。
「自分で探してるね」
「今言った言葉は?」
「忘れたみたいだね」
「今言ったのになのね」
「まあそんなことはね」
マウリア映画ではというのだ。
「大したことじゃないから」
「気にしなくていいのね」
「そうだと思うよ」
「そうなのね」
「ストーリーにおいてはね」
自分が言ったことを忘れることはというのだ。
「大したことじゃないから」
「マウリア映画だと」
「だからね」
それでというのだ。
「もうね」
「忘れて」
「それでね」
「ストーリーが続くのね」
「そうみたいだよ」
「あの、警察に行ったら」
またシッドが言って来た。
「たまたまあったよ」
「それも殺人事件がね」
「ホームズさんが事件はあるかって刑事さんに聞いたら」
そうしたらというのだ。
「もうね」
「あるぞって返事だったね」
「ごく普通に」
「それも殺人事件が」
それがというのだ。
「あったね」
「何か石が転がってるみたいに」
そうした軽い感じでというのだ。
「殺人事件があった感じだけれど」
「そんなに殺人事件が普通だったら」
「刑事さんも軽い感じで言ったけれど」
「そんな国って」
それこそというのだ。
「どんな無法地帯かな」
「そう思うね」
トムも弟に答えた。
「僕も実際に思うよ」
「そうだよね」
「うん、しかもね」
それに加えてというのだ。
「ホームズさん早速現場に行ったね」
「現場の場所聞いてないよ」
「刑事さんも言ってないよ」
「それでわかるんだ」
「超能力でわかるんじゃないかな」
その辺りはというのだ。
「マウリア映画だと」
「あの、しかもまた一瞬で移動したわよ」
エイミーはこのことを話した。
「現場に」
「何処とか言われていないのに」
「もうね」
それこそというのだ。
「一瞬でね」
「着いたね」
「幾ら何でも何処か聞いてなくて一瞬で移動とか」
「凄い流れだね」
「あの、何か」
エイミーはさらに言った。
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