第六十二話 二人乗りその四十二
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「そうなのかしら」
「絶対にそうなるからね」
「まあちっちはわかっていなさ過ぎだけれど」
「観ていて心配だったけれど」
「いい子がいてれてよかったわ」
「後は刻限が来るまでね」
刻限というのもおみちの言葉です、何かが起こる何かをすべき時が来たというのです。例えば旬刻限の理は陸橋のその時です。
「後はおみちにさいんでいってね」
「そうしていけばいいわね」
「教会継ぐ為に」
「それからも奥さんとしてやっていく為に」
「ええ、頑張っていくわね」
「じゃあ僕も」
「そう、阿波野君もね」
阿波野君の言葉を聞いてすぐに応えました。
「いさんでいってね」
「そうさせてもらいます」
「ようぼくとして立派になってね」
「教会長さんにもなれる様にいさんでいきます」
「そうしてね」
こう阿波野君に言いました。
ここでお友達の人達とは別れて私はまた阿波野君と二人だけになりました、阿波野君は私の傍にいますがずっと距離は一定のままでした。
第六十二話 完
2019・12・27
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