第四幕その十二
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「いいね」
「そうだよね」
「お団子も羊羹もいいし」
「それに赤福もあって」
「最高のティーセットだね」
「和風のね」
「そういえばこの辺りも織田信長さんが領地にしたけれど」
先生はここでこの人の名前を出しました。
「この人もお茶が好きだったからね」
「茶道を広めることにも貢献したね」
「天下統一を大きく進めたし」
「そのお茶はお抹茶だったんだよね」
「そうだったわね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「そしてあの人も伊勢にお参りしているよ」
「神仏を全く信じないって言われていたけれど」
「先生いつも言ってるね」
「実はあの人なりに信仰心があって」
「神仏を信じていたって」
「そうだったって」
「うん、だから安土城もね」
このお城もというのです、信長さんが築いたこのお城も。
「様々な宗教が共にあったんだ」
「若し神仏を信じないならね」
「それならだね」
「安土城もそうなっていないね」
「色々な宗教がなかった」
「そうだね」
「そうだったよ」
こう皆にお話しました。
「このことは前にも話したかも知れないけれど」
「そういえばそうかな」
「織田信長さんのこともね」
「あの人も色々なことに関わってるからね」
「日本の歴史の有名人だし」
「先生も色々お話しているね」
「それでお話したかも知れないけれど」
織田信長さんについてです。
「あの人なりの信仰があったんだ、安土城の石垣の墓石やお地蔵さんは結界だったし」
「ああ、その霊力を使ったんだ」
「墓石やお地蔵さんの像にある」
「それで石垣に使って」
「お城の結界にしていたんだ」
「只の石と思わずにね」
そこに霊的な力があると信じてというのです。
「そうだったみたいだしね」
「そういえば実はお寺も焼いていなくてね」
「家臣の人にも寛大で」
「確かに悪人には容赦しなかったけれど」
「善政を敷いていて」
「民には慕われていたね」
「そうだったからね」
信長さんという人はです。
「暴君でもなかったよ」
「そんなイメージあるけれどね」
「残酷で冷酷で」
「そんな人だったけれど」
「実はだね」
「そうだったみたいだよ、あとお酒はね」
こちらはといいますと。
「本当に下戸でね」
「飲まなくて」
「それでだったんだ」
「お茶が好きだった」
「そうだったんだ」
「それで甘いものが好きだったからね」
そうだったというのです。
「実際の信長さんは物語と違ってね」
「伊勢神宮にも参拝していて」
「あの人なりの信仰があった」
「それでその信長さんも行ったところにだね」
「一緒に行くんだね」
「そうしようね」
休日にはとです、こうお話してでした。
先生は皆と一緒に今
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ