第四百五十四話 それぞれの世界の勇者達その十七
[8]前話 [2]次話
「そうします」
「それではね」
「必ず」
「それじゃあ」
レオナはここまで聞いて言った。
「楽しみにしているわ」
「是非」
真は笑顔で返した。
次の食事の時にその納豆を用意した、だがこの時殆どの面子がこれはという顔になって真に言った。
「大丈夫ですか?」
「やばくねえか?」
斑鳩と葛城が真にどの顔で言った。
「流石に納豆はな」
「あまりにも癖が強いので」
「日本人でもどうかっていう人多いだろ」
「関西でもかなりメジャーになりましたが」
「それでもな」
「納豆は」
「食べられなかったら僕達が食べるってことでね」
真はあっさりとした口調で答えた。
「いいんじゃないかな」
「ううん、まあね」
ルイズも難しい顔で述べた。
「それならいいけれど」
「そうだね」
「ええ、あんたがそう言うならね」
「ルイズも食べられる様になったしね」
「まあね」
そうなったとだ、ルイズも答えた。
「慣れたし慣れたらね」
「美味しいよね、納豆も」
「ご飯に合ってね」
「身体にも凄くいいしね」
「納豆も食べましょう」
シャーロックは笑顔で言った。
「食べものですから」
「うん、シャロはそう言うよね」
「はい、食べられたらです」
それだけでというのだ。
「それだけで違いますから」
「そういえば納豆っておうどんにも合うよね」
友奈はこの時もうどんが基準だった。
「それじゃあいいよね」
「ですが」
ここでベスターが言ってきた。
「非常に癖のある外見と匂いであることは事実なので」
「だからですか」
「レオナさんが食べられない場合もです」
「頭に入れてます」
「先程真さんが仰った様にですね」
「そこは安心して下さい」
「それでは」
「しかし本当に凄い外見と匂いだね」
ヘスティアはその納豆を見て顔を顰めさせていた。
「これは食べものには見えないよ」
「だがこれが美味いのだ」
建御雷がそのヘスティアに話した。
「だからヘスティアもだ」
「食べるといいんだね」
「お醤油やたれをかけてかき混ぜてだ、刻んだ葱を一緒に入れてもいい」
「そうしてだね」
「ご飯をかけて食べる」
「それが美味しいんだね」
「騙されたと思って食べてみればいい」
納豆をそうしてというのだ。
「これを機にな」
「じゃあレオナと一緒に食べてみるよ」
「それではな」
「言っておくが納豆は腐ってねえからな」
ねずみ男もこのことを言った。
「実際に腐ったものを食ったことのある俺が言うぜ」
「君凄い生活してるね」
ヘスティアはそのねずみ男にこう返した。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ