第四百五十四話 それぞれの世界の勇者達その十五
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「丁度いいな」
「そうですね、ここ結構寒いですし」
「いいですね」
めぐるとすみれはろくろのその言葉に同意した。
「それでは今日のお昼は」
「おうどんですね」
「それにするか」
「では私が作ります」
葉月が右手を挙げた。
「おうどんでしたら」
「僕も手伝うよ」
一色は褌一枚で笑顔で名乗りを挙げた。
「それでいいね」
「はい、服を着てくれたら」
これが葉月の返事だった。
「お願いします」
「それでは早速ね」
「うどんもいいよね」
チャーミーは笑顔で言ってきた。
「楽しみに待っているね」
「早速作りはじめよう」
美親も参加を申し出た。
「それで温まろう」
「そうしましょう」
こう話してだった。
戦士達は訓練をしつつ調理にも入った、この時はうどんを作ったが勿論紫苑達こうした時は驚異となる面々は意図的に外された。
そうしてうどんを全員で食べたがアバンはそのうどんを食べて言った。
「これは」
「美味いな」
「そうですね」
アバンはマトリフに答えた。
「実に」
「ああ、こんな美味いものもあるんだな」
「勉強になりますね」
「全くだ」
「日本にはこうした食いものもありまして」
基樹がそのうどんを食べつつ二人に話した。
「よく食います」
「そうなのですね」
「美味くて身体も温まるので」
それでともだ、基樹は話した。
「こうした時は本当にいいです」
「そうなんだな、じゃあおかわりもするか」
マトリフは食べながら笑って言った。
「うどんを」
「そうして下さい、俺もおかわりします」
「それじゃあな」
「あとですね」
アバンはここでだった。
野菜の佃煮も食べた、そのうえでこちらについても言及した。
「このお野菜も美味しいですね」
「お野菜もと思いまして」
サツキが言ってきた。
「作りました」
「そうですか」
「はい、おうどんだけではと考えて」
栄養バランスが悪いとだ。
「それで、です」
「それは有り難いですね」
「では召し上がられて」
「はい、そしてですね」
「お野菜の栄養も摂って下さい」
「それでは」
「これは何だ」
ヒムは白くて四角い食べものを見て問うた。
「一体」
「お豆腐よ」
エルナが答えた。
「癖がなくて食べやすいわよ」
「そうなのか」
「こうしてね」
エルナは実際に豆腐の皿を取ってだった。
そこに刻んだ葱と鰹節をかけ醤油も垂らしてみせた。それをヒムに差し出してそのうえでまた言った。
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