天使とラブソングを……?「おまけ」(第13.5幕)
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ど。……背後にリュカ様の影がチラチラ(笑)
「くっ……あのオッサンに悪知恵を付けられやがって!」
「あのオッサンが、どのオッサンを指してるのかは解りませんが、昨晩陛下から命令を受けました『デート代をスポンサーに請求する様に』と」
「あ゛ぁ? あのオッサン共々舐めた事言いやがって!」
そう言うと差し出された領収書を奪い取り目を通す。
本当に払うのかな?
「高級レストラン“マーレ・パラシオ”で1250Gだぁ? どんだけ食ってんだ!」
「ボトルで頼んだワインが……高かったのかしら?」
値段を見ないで頼んでる(笑)
「次は……これまた高級なナイトバー“ヘブン・ナイト”で……840G!? レストランで高いワイン飲んでんだろが! 何でまたこんなに飲んでんだよ!」
「美味しいお酒ってスルスルと入るんですよ」
以外に酒豪。
「最後にこれは……ホテル代か? 二人とも地元に住んでるのに、わざわざホテル使ったのか!? しかもここ超高級ホテル“王国ホテル”じゃねーか! え? スイート宿泊費2100G! 家帰って交尾しろや!」
「お酒が回って上手く歩けなかったモノで……帰れませんでした」
いやいや……
マーレ・パラシオとヘブン・ナイトは共に港地区で近いから解るけど、王国ホテルはグランバニア城に近いから、レクルト閣下の家に行くのと大差ないわよ(大笑)
「合計4190Gだと! 払う訳ねーだろ馬鹿!」
「……してやられた罰金」
おおっとぉ〜……リュカ様は必殺技も与えていたわ!
力なく椅子にもたれ天井を仰ぐ閣下。
ざまぁ……じゃなくて、ご愁傷様です(クスクス)
ホント……日頃の行いって大切だわぁ。
「おら、持ってけ!」
がっくりしつつも懐から財布を取り出し100G札の束を叩き付ける。
何だかんだ持ってるから凄い。
「あの……お釣り無いのでピッタリ欲しいのですが?」
「うるせー、釣りなんか要らねー! それ持って帰れ! 仕事しろ馬鹿!」
罵声を浴びせられながらも、表情一つ動かさずお金を受け取って退出するピエッサさん。
「おい、レクルトを呼べ! 今すぐ!!」
彼女が出て行ったのを見計らうと、部下の一人にレクルト閣下を呼ぶ様に命令する。
彼女には出来なかったから彼氏の方に八つ当たりするのかしら?
・
・
・
「呼んだ?」
20分後、レクルト閣下がやって来た。
臆する事なく堂々と。
レクルト閣下の執務室も近くにあり、この部屋から使いを出して呼び出しても5分とかからず来れるはずだ。
一体何をしてたのだろうか……余計に怒らせるだけなのに。
「あの僕、今日体調悪いんだよね……公務以外の呼び出しだったら困
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