天使とラブソングを……?(第13幕)
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け関わって自分の名前を広めようとするから」
「わ、解りました……音響装置の時と同じですね」
「おや? アイリーンちゃんの前で言い切っちゃうって事は、彼女には言っちゃったね」
「あ゛……も、申し訳ございません!」
や、やばいぃ……世間には秘密の案件だったのに!
「いや、良いって……大丈夫。もう今更バレてもマリーには関わる事が出来ないから、全く以て問題ないよ。来週には世間に広めるつもりだし」
よ、良かった……ギリギリセーフで!
「じゃぁ序でに、また新しい物を作ってもらおうと思ってたんだ。次回はアイリーンちゃんにも協力してもらおうと思うから、今の内に概要を言っちゃうね」
「ま、また新しい発明ですか? 既に思い浮かんでたなんて……流石です!」
「いや……思い浮かんでたと言うか……まぁいいや。えっとね、今回作った音響装置と既に存在するアコースティ……ゲフンゲフン……ギターとベースを合体させようと思ってるんだ」
「合体させる?」
「うん。名付けてエレキ……じゃぁなくって“マジカルギター”と“マジカルベース”だ!」
「マジカル……なるほど! 魔法技術と楽器の融合ですね!」
今ので理解出来たの!?
「うん、音楽の幅が広がると思うんだ」
「素敵ですわ陛下! 私に出来る事があれば、何なりとお申し付け下さいませ」
わ、私も協力するつもりだけど、まだ理解が追い付いてない。
「まぁ二人には、開発の手伝いより、世間に広める手伝いをお願いしようと思ってるよ」
「……と言いますと?」
あ、流石のアイリーンにも理解が追い付いてないみたい。
「まあまあ、そう焦らず。その時が来たら詳しく説明するよ……それよりもラインハットの件を先に片付けよう」
「そ、そうですね……まずは一つずつですね」
「さぁて……じゃぁ今回の件について更に話を進めよう」
そう言うと陛下は傍らに置いてあったバインダーを手にし、中から楽譜を出して私達に手渡して下さった。
「今回サンタローズの聖歌隊に教える楽曲だ」
そう言われ私もアイリーンも楽譜に目を落とす。
そこに書かれていた曲名は……
『Hail Holy Queen』
ピエッサSIDE END
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