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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜連合の思惑〜前篇
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によるエンジンの破壊、そしてレヴォリューションによる主砲やミサイル攻撃によって次々と撃墜され始めた。



〜ガルガンチュア・ブリッジ〜



「バ、バカな……”騎神”達は理解できるが、幾ら空を自由自在に飛べるとはいえ、何故生身の者達が空挺部隊――――――軍用飛行艇を圧倒できるんだ……!?」

「エンジンがある部分に攻撃している様子から察するに彼らはエンジンを破壊する事で飛行艇を撃墜しているのじゃろう。飛行艇の動力源であるエンジンを破壊すれば、空を飛べる源を失った飛行艇の運命はもはや決まったようなものじゃからな……しかも、急旋回や反転等機体の向きをすぐに変えられない飛行艇と違い、生身による飛行は縦横無尽に空を駆けられることができる為、飛行艇の死角を容易につけるのじゃろうな……!」

信じられない表情で次々と撃墜され続ける空挺部隊を見ていたレリウス中佐の疑問に対してヴァンダイク元帥は自身の推測を厳しい表情で答えた。

「あ………な、ならば味方の飛行艇の死角をついた敵に他の飛行艇や地上の部隊で援護射撃をして撃ち落とせばいいのではないでしょうか……!?」

「――――――その結果、同士討ち(フレンドリーファイア)を発生させる可能性が極めて高いのじゃぞ?……味方の飛行艇の死角を突いた敵を攻撃するという事は味方の飛行艇を攻撃するようなものじゃ。」

「そ、それは………」

ヴァンダイク元帥の推測を聞いて提案をしたレリウス中佐だったがヴァンダイク元帥にある重大な欠点を指摘されると答えを濁した。更にその時、再びソナーに新たな反応がし始めた。

「ほ、報告!新たな反応を確認!新たに反応があった敵機の数は6機!いずれも先程の竜らしき生物と同じ大きさの模様!」

「!!」

「何だと!?」

更なる凶報となる報告を聞いたヴァンダイク元帥は目を見開き、レリウス中佐は信じられない表情で声を上げた。すると新たなペルソアティスが5体、クロスベル帝国の紋章が刻み込まれた戦艦――――――”ヴァリアント”が既に現れて一度攻撃をした後空に待機し続けるペルソアティスの背後から現れた!一方ヴァリマール達やルシエル達は援軍が現れると攻撃を中断してレヴォリューションの周囲の空まで撤退して空で待機し始めた。



「あ、あの竜らしき生物が新たに5体に加えて連合が開発したと思われる新型の戦艦まで………」

「こ、これがメンフィル・クロスベル連合の”力”………」

「あ、圧倒的過ぎる……」

「む、無理だ……あんな”化物”達には勝てない……」

「……どうやら儂らの予想を遥かに上回る”最悪”の状況に陥ってしまったようじゃの……――――――直ちに新たに現れた連合の戦艦、並びに灰色のカレイジャスに通信を――――――」


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