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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十四話 誰が強いの?2
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なく強くなれる、オレはそう考える」

アスカは時々、妙に達観したような事を言ってくる事がある。

今回のクイズだって派遣任務の時に出されたやつだから、少なくともその時にはそう言う考えがあったって事よね。

「うん……見失いがちになっちゃうのよね、そう言う事って」

アタシはアスカの対面に座って彼の顔を見る。

アタシは強さだけに拘って、肝心な事を見落としていた時期があった。

その時、アスカはぶつかりながらもアタシにそれを教えてくれた。

今考えれば、何てバカな事をしてたんだろうって思う。

「大丈夫だよ、オレ達は。みんな気をつけているし、もし間違った事をしても、隊長達が注意してくれる。だろ?」

アスカの言う通りだ。

間違った事をしたら、なのはさん達が注意してくれる。それをちゃんと受け取ればいいんだ。もうバカな事はしない。

そう思った時、アタシは今の状況がどれだけ恵まれているのか、今更ながら思った。

「そうね。アタシ達って、本当に幸せなのね」

うん。局員にとってこれほど幸せな事はない。

尊敬できる上司と、信頼できる仲間。

どんな困難でも乗り越える事がきっとできる。

ふとアスカを見ると、アイツは嬉しそうに笑っていた。きっと、アタシと同じように、幸せを感じているんだ。

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