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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十四話 誰が強いの?2
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ていた事って」
みんなで話し合った答えを、キャロはフェイトに伝えていた。
「なるほどね……そう言えば、キャロも誰か強いかとか興味あるの?」
フェイトは、争いを好まないキャロがこの手の話をしていた事に、少し驚く。
「あ、えぇっとですね。正確な戦力分析は後衛として必須ですし、スバルさんやエリオ君がすごく一生懸命でしたから、だから私も一緒に考えたくなっちゃいました」
「そっか」
穏やかに微笑むフェイト。
引っ込みじあんだったキャロが、自分の考えをしっかり持って行動している事が嬉しかったのだ。
スバルはみんなの意見を纏めて、なのはに報告した。
「自分より総合力で強い相手に勝つ為には、自分が持っている、相手より強い部分で戦う。その為に自分の一番強い部分を磨き上げて、自信と気概を持って戦いに当たる!それにチームがそれぞれの強い部分を持ち寄れば、より万全に近くなる。
だから、問題の言葉は正しくもあり、間違ってもいる。
これが、みんなで考えて出した答えです」
隊長室でそれを聞いたなのはは、穏やかな笑みを浮かべる。
「じゃあ、それが正解かどうか、これから実地で確かめていかなきゃね」
「え?なな、なのはさん!?正解は教えてくれないんですか!?」
てっきり答えを聞けると思っていたスバルが大きく目を見開く。
「明日の朝練で、多分わかるよ」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
結局、スバルはその場では正解を教えてもらう事はできなかった。
だがその日、自室に戻ったなのはがヴィヴィオに嬉しそうに話しているのを、フェイトは見ていた。
その顔は、生徒が成長した喜びに溢れていた。
ティアナside
苦労して出した、なのはさんの問題の答え。
あれで正解かどうかは分からないけど、一つの答えだとは思う。
そして、アタシはアスカのクイズの正解を答える為に、アスカを休憩室に誘った。
「アスカが言っていたジャンケンクイズ。やっと分かったわ」
アタシはアスカに缶コーヒーを手渡す。これはアタシの奢り。今回の事は勉強になったから、そのお礼。
「グーを出したらパーを、パーならチョキを、チョキならグーを出せばいい。つまり、相手のペースに乗らないで、自分の得意分野で勝負すれば、相手に対して優位性を保てる、でしょう?」
言葉にしてみたら何て事ないのに、この答えを出すまでに時間がかかった。
「まあ、そう言う事だけど、そんなのはみんなやってる事だろう?ワザワザ誰が強いかなんて、まんまり意味の無い事だとオレは思ったんだ」
アスカがイスに座って、一口コーヒーを飲む。
「結局、個人の最強なんて一時的な事でしかないよ。でも、チームなら上限
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