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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十四話 誰が強いの?2
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も勝ち負けって、どう言う事なんだろうな?」
グロッキーのスバルを見かねて、アスカがヒントを出す。
「そんなもん、決まってるでしょ。絶対的に優位に立つ。それが勝ちよ」
ティアナが当然、とそう答える。
「じゃあ、絶対的優位ってどんな条件だ?」
「……?」
アスカの言葉に、ティアナが首を捻る。言っている意味が分からないからだ。
「……あっ!もしかしたらですけど」
それまで大人しかったキャロがポンと手を叩く。
「私達は”誰が強いか”の聞き方を間違っていたんじゃないでしょうか?」
キャロがそう説明する。
(聞き方?絶対的優位の条件……誰が強い……)
キャロの言葉を皮切りに、今までの事がティアナの頭の中でグルグルと回り出した。
(アタシ達は隊長の誰が強いかを知りたかった……でも考えてみたら、強いってどういう事を指すんだろ?強さの意味……状況……ジャンケン!?)
ふと、ティアナが閃いた。
「あ……何か分かった」
ティアナも、キャロが言わんとしている事が理解できた。
「じゃあ、もう一度隊長達に聞いてみよう。今度は、間違わないように」
部隊長室、八神はやて。
「なのは隊長やフェイト隊長に勝つ方法?そらまあ、ガチンコ以外の広域戦限定なら少なくとも負けはないから、そーやって戦うよ」
「最大射程と効果範囲なら、お二人に負けませんから」
ティアナは、はやてにどうすれば勝てるかという風に質問をしていた。
その答えが、こうであった。
「あとは集団戦や!6人チーム戦。コレなら誰にも負けない自信がある」
「無敵です!」
限定的な戦力ではなく、総合的に考えた戦力。つまり、個人を最大限に活かす状況は何かと、ティアナは考えたのだ。
そして、自分が思っていた通りの答えを聞けたせいか……
「なんや、ティアナ。子供みたいに嬉しそうな顔をして」
満足げなティアナに、はやてのツッコミが入る。
「い、いえ、すみません」
自分でも気づいたのか、苦笑いを浮かべるティアナであった。
シグナム、ヴィータ。
「相手の強さや自分の弱さに捕らわれて、戦いの本質を忘れては仕方がない。自分の強さに驕るのは更に愚かしい。ギンガの見解は、その意味でも正しいな」
エリオは、前を歩くシグナムの言葉に耳を傾けていた。
「戦うなら勝つ、騎士の一撃はその為にある。お前も騎士の端くれなら、その気概を忘れるな」
ヴィータの言葉は、戦いに向かう為の覚悟を説く物だ。
「はい!」
戦いの意味、エリオはそれを強く意識していた。
キャロはフェイトと話をしていた。
「……だと思うんです。なのはさんが言っ
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