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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十四話 誰が強いの?2
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「自分より強い相手に勝つ為には、相手よりも強くないといけない?」

積み上げられた弁当箱の中心にいるギンガがスバルに聞き返す。

「そうなんだよ〜。なのはさんが出してくれた問題でさ、その言葉の矛盾と意味をよく考えて答えなさいって」

「そっかー」

話をしながらも、食べる速度は落ちないナカジマシスターズ。

その後ろでは、エリオも負けないくらいに弁当箱を積み上げている。

「「「……」」」

その様子を、アスカ、ティアナ、キャロが唖然と見ている。

もう慣れた筈の光景だが、それでも引いてしまうらしい。

「あれ?ギン姉、今日はあんまり食べないね」

「捜査が忙しくて、あんまり訓練していないからね」

などと、末恐ろしい事を言っているスバルとギンガがドンドン空箱を積み上げていく。

「オレの何倍も食ってそれかよ……」

ゲンナリとするアスカ。

「ま、まあ前衛組はカロリー消費が激しいらしいしね」

上擦った声でティアナが言うが、それを言ったらアスカも前衛だ。

「さすがに、あれには勝てないよ」

いつもの事と、アスカは切り替える。

アスカ達にドン引きされている事などつゆ知らず、ギンガはスバルの問題に答えていた。

「その問題の答えは分からないけど、私としては、それは否定するべき言葉だと思うなぁ」

「え?」

「母さんが言ってた。刹那の隙に必殺の一撃を叩き込んで終わらせるのが打撃系スタイル。出力がどうとか射程や速度がどうとか、自分と相手のどちらかが強かろうが、そんなの全部関係ない」

その言葉が終わらないうちに、ギンガはスバルの喉元に手刀を突きつけた。

「相手の急所に正確な一撃、狙うのはただそれだけ。私はそう思っている」

ギンガが語ったのは打撃の極意。究極の理想と言える事だ。

「う〜ん……でも、なのはさんが問題を出している訳だから、何かしらの答えがあると思うんだよねー。それに、アスカは答えを知ってるっぽいし」

「そうなの?」

スバルとギンガがアスカを見ると……

「こらー!フリード!その唐揚げは最後に残しておいたヤツだぞ!食うなー!」

「くきゅーっ!」

フリードとじゃれ合っている姿があった。

「……あれだけ見てると、そんなに凄いようには見えないんだけどね」

ギンガは呆れたように言う。

「まあ、アスカだしね」

何気に酷い言いようのスバルだった。



事件が解決し、フォワードメンバーは六課へと帰還した。だが……

「結局、答えは何なんだろ〜?」

唸るような声を出すスバル。

あの後、散々みんなで考えたのにも関わらず、なのはの出した問題の答えは出てこなかった。

「そもそ
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