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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十四話 誰が強いの?2
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ウェンディは軽く答え、そして……引き金を引いた。



アスカside

足付きを前にして、オレ達は優位に戦闘をしていた。

この足付き、ボールに比べて確かに出力は上がっているけど、それほど攻撃バリエーションを持っていない。

たった一機の手こずるオレ達じゃないさ。

「キャロ、今!」

「はい!アルケミックチェーン!」

ティアナの合図でキャロが足付きをアルケミックチェーンで捕獲する。

「よし、捕まえた!」

行動不能にすれば、六課に良い土産になるな。そう思った時だった。

ガンッ!

「!?」

異音がして、それまで暴れていた足付きが機能停止する。

撃たれた?どこから?何故撃たれた?

「……!下がれ!」

マズイ!

オレは素早く足付きの前に躍り出た!



outside

「命中〜♪」

超長距離のターゲットを撃ったウェンディがニッと笑った。

「なんだよ、貫通してないじゃん。不発かー?」

ウェンディの撃った弾丸は3型改に直撃はしたが、それだけだった。

もっと派手な事をやるのかと思っていたセインは拍子抜けする。

「冗談、これでも一応射撃型っスよ?」

ウェンディはそう言ってモニターを指す。

「今のは反応炸裂弾。チンク姉に教わった狭所でのエネルギー運用理論。金属とエネルギーの塊である3型に撃ち込んで、狭い通路内を一瞬で満たす爆散破片に変える。これならアタシでも、ディエチやチンク姉に匹敵する破壊力が出せる……」

「はずっス?」

パチンと指を鳴らすウェンディ。

それと連動するように、ガジェットが爆発した。

一瞬で狭い通路が爆風に曝される。

「えげつねぇーなぁ。ちょっとやり過ぎだぞ」

思った以上の結果に、セインが顔をしかめる。

「えっへっへぇ〜♪」

当のウェンディは、悪びれた様子もなくやり切ったぞ、と満足そうな顔をしていた。

「ま、それでも、連中が5人セットなら防いじゃうでしょーねぇー」

ウェンディが爆煙で埋め尽くされている様子をモニターで見る。

セインも同じようにモニターを見ていたが、すぐに身体を起こした。

「……甘く見たな、ウェンディ。5人じゃないぞ、一人で防いだんだ」

「ふぇ?」

爆煙が晴れて、そこにはアスカがバリアを展開して爆片を防いでいるのが映されている。

「ホレ、爆発直後にもうこっちの位置を特定。高速のガードとフロントがこっちに向かってカッ飛んできてる。ご丁寧に飛竜とオレンジ頭の誘導操作弾まで引き連れてるよ」

たった一発の弾丸から、こっちの位置を探り当てられたのだ。

内心、セインは相手の索敵能力に舌を巻く。予想以上に優
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