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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十四話 誰が強いの?2
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らと言って、油断はない。

「3型改の反応、新規に出現!機動六課フォワードチームはG12へ進んでください!」

シャーリーが新たな敵影を確認する。

「ロングアーチ、こちらライトニング5。足付きは何機だ?」

「反応は1機だけね」

それを聞いたアスカがティアナを見る。その視線の意味に気づいたティアナがコクリと頷いた。

「各位、罠の可能性があるわ。気を抜かないでね」

「「「「了解!」」」」

ティアナの言葉に、全員が応えた。

「それでは!」

フォワードメンバーは、それまで共闘していた108部隊員に敬礼する。

「ああ、気をつけて」

敬礼し、フォワードメンバーを見送る108部隊員達。

「前に見た時よりも速いし強い……」

「半年前までは、Bランクなりの新人だった筈だよな?」

「いったい、どういう成長速度だよ……?」

108部隊員の言葉には、驚愕と羨望の響きがあった。



出撃していたガジェットが破壊されたのを示すように、セインとウェンディが見ていたモニターの光点が消えた。

「へ〜、こんなに動けるんだね、この子達……って、何だよ、ウェンディ。その楽しそうな顔は?」

妹の顔がご機嫌になっているのを見て、セインがつっこみを入れる。

「え、そーっスか?」

そうとぼけるが、ウェンディは笑顔だった。

いたずらっ子が、面白いおもちゃを見つけた時のような顔だ。

「こいつらの担当、アタシやノーヴェになるんスよね?」

「多分ね」

セインは出撃していないガジェットをイス代わりにしながらウェンディに応える。

「こーゆー連中を、どーやって叩き潰そうかなとか、どうしたら攻撃を喰らわずに済むかなとか考えると、中々楽しいんスよ」

楽しそうに話しているが、ウェンディの目には剣呑とした鋭さが宿る。

「ふーん。ウェンディならどう戦う?」

気のないセインは、軽い感じでウェンディに聞く。

「こいつら単体でも魔導師ランクでAはありそうっスけど、それぞれの特化技能はAA級じゃないっスかね」

「ぽいね」

「別々の特化技能を連携させる事で総合力を高めてる」

ウェンディは自分の固有武装、ライディングボードを脇に構えた。

「まー、分断してブッ叩くのが適切っスよね」

「正解だ」

妹の答えに満足したのか、セインは横に倒したガジェットの上に寝そべる。

「ま、連携戦だろうが単体戦だろうが、負ける気はねェっスけどね」

ライディングボードに実弾を装填したウェンディは、遙か先のターゲットに狙いを定める。

「シッポ掴ませるとウー姉やトーレ姉に怒られっからさー、一発撃ったらすぐ引っ込むよー」

「了解っス〜」
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