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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十四話 誰が強いの?2
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んだけど、まだ不確定要素が多いし〜、今回の作業は3型改のテストとお披露目だけなんだし、もう殆ど済んだでしょう?」
例の甘ったるい声でクアットロが応える。
「まー、だいたいの所はね」
「じゃあ、空からおっかなーいのが飛んでくる前に、早めに引いて戻ってらっしゃい」
「そーねー」
クアットロは以前それで痛い目をみているし、セインもその現場近くにいて六課隊長陣の恐ろしさを知っているので、撤退に異存はなかった。
「3型改も方っておいていいわ。量産ラインに投入するかどうか、まだ決めてないし……「はい!はいはい!クア姉!!!」…なーに、ウェンディちゃん?」
クアットロの指示の途中で、通信の横入りする者がいた。
セインと一緒に行動していた、ウェンディと呼ばれる戦闘機人のNo.11だ。
「せっかくお外に散歩に出られたのに、もう帰るのはつまんねーッス〜!あいつらに、ちょこっとチョッカイ出したりしちゃダメっスか?」
赤毛を後ろで纏めたウェンディは、好奇心いっぱいの目でクアットロにお願いする。
「そーねぇ〜。これから大事なお祭りが待ってるんだし……」
そこまで言って、クアットロはニヤリと笑う。
「武装も未完成のあなたが怪我でもしたら大変だから、直接接触はしちゃダメよ。でも、見学と遠隔チョッカイくらいなら、良しとしましょ」
「わーい!ありがとっス!」
許可をもらったウェンディは、無邪気に喜んだ。
セインはヤレヤレと、呆れたように妹を見ている。
「さあって、どう遊ぼうっスかねぇ〜♪」
軽い言葉とは裏腹に、ウェンディの目に鋭い光が宿った。
地下通路での戦闘は一方的なものになっていた。
「アスカ、そのまま前進!エリオ、スバル!」
「「「おう!」」」
ティアナの指揮で次々とガジェットを破壊していくフォワードメンバー。
気がつけば、全てのガジェットを殲滅していた。
「よし!全機撃破!」
ティアナが安全を確認する。
「ありゃ〜、足付きを確保できなかったか」
ノリに乗って攻撃していたので、新型ガジェットを木っ端微塵にしていた事にアスカが気づく。そして、その元凶に目を向けた。
「スバル〜!お前もっと加減ってのを覚えろよな!」
アスカが非難めいた事を言うと、
「えー!私だけじゃないよ〜!エリオだってそうじゃない!」
スバルはそのままエリオに流そうとするが、
「ボク、斬撃なんで粉々にはできません」
エリオはスバルのパスを華麗にスルーした。
「あう〜!言うようになったねぇ、エリオ」
あっさりと躱されたスバルがグチる。
入隊当初では考えられないくらい、今は余裕をもって戦っている。
だか
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