最終章:無限の可能性
第283話「消えぬ“意志”の炎」
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―――“穿矢-壱式-”
―――“穿氷”
そこを、アリシアとすずかが撃ち貫いた。
「ぐ、ぅ……まだ……!」
「まだだよッ!!」
「ッ―――!?」
バインドが追加される。
そして、レイアーが見上げれば、そこには三つの魔力の高まりがあった。
「リイン!急いで!」
『はいです!』
なのは、フェイト、はやての三人が各々切り札の魔法を準備する。
さらに、三人の前に巨大の砲門の如き魔法陣が展開される。
「これが私の、私達の全力全開!!“スターライトブレイカー”!!」
「雷光一閃!“プラズマザンバーブレイカー”!!」
「響け、終焉の笛!!“ラグナロク”!!」
『完成です!“多砲一束術式”、展開!』
―――“Triple Breaker”
三つの極光が絡み合い、一筋の光の奔流となる。
肉薄していたアリサが飛び退いた事で、レイアーは直前で自由になった。
だが、回避は間に合わず、障壁を多重展開し……
「ぁ―――」
それごと、極光に呑まれていった。
「これで……」
「倒した……?」
「さすがに、やったと思うけど……」
なのは達が降り立ち、六人で着弾地点を見る。
極光による煙幕で見えないが、手応えは確かにあった。
「でもなぁ、こう来ると―――」
「ぁぁああああああああああああああああッ!!」
虚空から、極光が迸る。
肉体を失い、“領域”のみとなってなお、レイアーは健在だった。
「―――まだ生きてるってのが、相場やな!」
「っ……!?」
しかし、なのは達は驚かない。
逆に、レイアーがなのは達を見て驚愕した。
「私とはやてちゃんの読み」
「そして私が引き継いだルフィナさんの経験」
「そこから、あんたの行動は想定出来たって訳」
煙幕で姿が見えなかった。
それはレイアーも同じだったのだ。
それ故、レイアーはなのは達が構える巨大な魔法陣に気づけなかった。
「受けなよ、私達の“意志”を!」
―――“Brave Phoenix”
“意志”の不死鳥が、極光を突き破る。
そして、レイアーを再び呑み込んだ。
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