最終章:無限の可能性
第283話「消えぬ“意志”の炎」
[7/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
れたアリサによる炎の一閃が障壁を破壊した。
……そして、なのはが懐に肉薄した。
「(躱せな―――ッ!?)」
「“ディバインスラッシュ”!!」
回避を許さない神速の二連撃を叩き込む。
「ッッ……!」
「かふッ……!?」
体に斬撃を刻まれつつも、レイアーはそこで反撃に出た。
回避も防御も間に合わないと判断した故の痛み分けだ。
その反撃はなのはに直撃し、地面に叩きつけられてクレーターを作り出した。
「ッ、ぁ……!!」
直後、なのはの体が跳ね起き、即座に戦闘に復帰する。
体に雷と炎を纏っている事から、フェイトとアリサが発破を掛けたのだ。
本来ならダメージを負う行為だが、神界だからこそこの方法で体勢を立て直した。
「フェイト!遠慮なくスピードを上げなさい!あたしとなのはが合わせる!」
「うん……!」
何度も振るわれる理力の奔流を躱しながら、フェイトはさらに速くなる。
まさに雷光とも言うべき軌道で攻撃を躱し、レイアーに肉薄する。
「私らも合わせるって……!」
速度では追いつけなくとも、攻撃を合わせる事は出来る。
すずかの支援とアリシアの弓矢、そしてはやての魔法がレイアーの動きを阻害する。
「くっ!」
レイアーが肉薄したフェイトを振り払おうと理力を振るう。
しかし、至近距離でなおフェイトは速さを上げ、攻撃を躱した。
そして、後ろに続くのはアリサだ。
「はぁあああああッ!!」
まさに燃え盛る焔。
炎を纏い、アリサは怒涛の連撃を繰り出す。
デバイスの剣だけでなく、霊力で剣を作り、何度も障壁を斬りつけていく。
〈A.C.S Standby〉
「ッ―――!!」
新たに障壁を追加しようと、アリサは焼き尽くし、切り裂く。
それだけでなくフェイトも全方位から斬撃を繰り出す。
そうなれば、レイアーの防御も薄くなる。
……そこへ、なのはが突貫した。
「この……ッ!」
理力を放出し、アリサとフェイトを吹き飛ばす。
さらに、紙一重でなのはの突貫を躱し、理力で体を拘束、投げ飛ばした。
間髪入れずに極光を連発し、全員を呑み込む。
「まだ……ッ!」
「(こんなの、おかしいッ……!直接戦闘で“可能性”を狭めていく?そんな悠長な動きじゃない!これでは、まるで……!)」
レイアーは、なのは達の作戦が聞こえていた。
だからこそ、地道ではない追い詰め方に動揺していた。
「―――バッカじゃないの?そんなのブラフに決まってるじゃない」
「ブラ、フ……?」
「作戦を聞かれる。そんなの想定済みよ。だから、偽の作戦を言ったのよ」
その動揺に、アリサが嘲笑うかの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ