第二章
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「お坊さんじゃねえぞ」
「何だよ四時半って」
「そんなに早起きしてどうするんだ?」
「何するんだ?」
「朝の自主トレに決まってるでしょ」
これが響の返事だった。
「そんなの」
「いや、決まってるじゃないだろ」
「普通四時半に起きてそれはないぞ」
「警察官でもな」
「どれだけ早起きなんだよ」
周りはそれでも言った、だがそれは池田も同じで。
響と同棲していていつも一緒に起きる、そしてだった。
二人でジャージを着て準備体操をして十二キロのランニングとストレッチを行う、これが二人の日課でいつも一日をこれからはじめた。
そして朝食も。
「朝から食うな」
「いきなり丼飯か」
「それで食うのかよ」
「朝から」
「そう、おかずもしっかりとね」
全て彼女が作っている。
「作ってるし」
「しっかりとか」
「味噌汁やスープもたっぷりか」
「それで卵焼きや目玉焼きも食う」
「納豆とかもか」
「朝ご飯はしっかり食べないとね」
こう言って食べて出勤する、池田も同じだ。
警察署に入ると勤務も武道の鍛錬も忘れない、そして昼は。
「ドカ弁か」
「それもおかずたっぷりの」
「何時見ても凄いな」
「女の子でそれだけ食うなんてな」
「凄いな」
「これだけ食べないと」
響は昼食についてもこう言った。
「動けないからね」
「そうそう、それはね」
池田はここでも同じ意見だった。
「お昼もしっかり食べないとね」
「そうよね」
「そうそう、しっかり食べて」
池田は響と一緒にいる時はいつも笑顔で頷いて述べた。
「そうしてね」
「栄養補給もしないとね」
「駄目だからね」
「お昼もしっかり食べて」
そうしてというのだ。
「頑張らないとね」
「まず十二キロ走ってか」
「ストレッチもしてか」
「それから朝飯しっかり食って」
「お昼もか」
皆また突っ込みを入れた。
「警察での鍛錬も忘れないしな」
「しかもそっちも全力で汗かくし」
「勤務も全力でやって」
「それで、だからな」
「身体も動かしてるからか」
「それだけ食うんだな」
「そういうことよ」
こう言って響はそのドカベンをいつも残さず食べた、それは池田も同じで勤務先の高校のお昼はいつも食べていた。それから。
二人共午後もしっかり働いてだった、夜に帰ると。
夜はサーキットトレーニングに励みまたストレッチをしてだった。風呂に入って休むがその前にだった。
「肉か魚は絶対にあって」
「野菜はいつもどっさりあるな」
「果物も食うんだな」
「それで牛乳も飲むか」
「豆乳の場合があっても」
「だってまたサーキットとかするからね」
響はまた言うのだった。
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