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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
女心
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』って説明するか?」
「そ、そんな恥ずかしい事出来ません…つまりマリーは恥ずかしい怪我をしたのですか?」
(ゴツッ!)
「痛い!」
かなりの力で、ティミーの後頭部へ拳骨を落とすリュカ。

「恥ずかしくない!さっきのは例え話で、マリーの事ではない!マリーのアレは素敵な事で、恥ずかしい事など一つもない!デリカシーがなさ過ぎるぞ…ちょっとは女の子の事を勉強しろ!」
「勉強って…何を…」
ティミーは助けを求める様にアルルを見るが、さすがに彼女も助けられない…
学んでもらわないと彼女が困るから…

「お前さ…昨日アルルがどんな下着穿いてたか知ってる?」
「し、知るわけ無いでしょ、そんな事!」
「知ってなきゃダメなんだよ、そんな事を!…お前の彼女だろが!」
「だ、だからって下着は…」

「下着だけじゃ無い…洋服やアクセサリー・化粧品など、自分の彼女の持ち物は、100%はムリでも80%は把握してなきゃダメなんだよ!」
「じゃぁ何故、下着の話から入るんですか!?」
真っ赤な顔で抗議するティミー…
「自分の彼女の事を理解するのに、一番重要だからだ!下着なんて、そうそう他人に見せる物じゃ無いし、他人が見て良い物でも無い!でも唯一、彼氏だけが知る事が出来るんだ」
「それを知ってどうするんですか!?」

「下着なんて、機能さえ果たせればどんなのを穿いてたって構わないんだ…もう10年以上昔から、愛用した汚れの染みついたのを使用しても、本人さえ構わなければ問題ない!でも、アルルが可愛い下着を身に着けていたら、その可愛さを誰にアピールしているのか…誰の為に可愛い下着を穿いているのか…それが重要になる!」
「えっと………つまり?」
「相変わらず察しの悪い男だなぁ……つまり、アルルが可愛い下着を穿いていたら、それはお前に見てもらいたいからなんだ!お前に『可愛い』とか、褒めてほしいからなんだよ!」

「………そ、それは理解しました…でも、それと持ってる下着全てを把握するのと、関係があるんですか?」
「旦那……アンタの息子…手遅れなんじゃ………」
「黙ってろ!………ティミー、お前がアルルの下着を全て把握してると仮定する。ある日、お前の知らない下着を彼女が穿いていた…お前はどう思う?」
「え?どうって……新しいのを買ったんでは?」
「リュカ…この子に回りくどいのはダメ…もっとストレートに…」
「うん………そう、お前に褒めてほしくて、新しい下着を買い、それを身に着けお前に見せたんだ!つまり、アルルを含め、女の子の変化には気を配れって事だよ!」

「………なるほど…質問が一つ……マリーの件とは、どう関わるんですか?少なくともマリーの変化に気付いたのだから、殴られる理由は無いのでは?」
「うわ〜ん…ビアンカー、もうヤダよー!!怒らないか
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