暁 〜小説投稿サイト〜
BanG Dream! ワーカーホリック少女が奏でるオト
Indennit?
Rhythm 003 あるこーる・ぱにっく
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」」」」

一瞬にして起こる静寂
誰かリアクションしてよ。こころまでこういうリアクションなの!?
すっごく心が抉られるんだけど!

「皆の分の珈琲淹れてくるわ」

私はその場から逃げるようにキッチンに向かうのだった。
皆の分の珈琲を淹れて私がリビングに戻ると……

そこにはコタツに突っ伏すちゆ。
こころを抱き締めてる美咲。
美咲の抱き枕にされて涙目のこころ。
令王那の姿は……私に抱き着いている。

…………ナニガアッタンダロウネー(現実逃避)
リビングにある別のテーブルに珈琲が載った盆を置く。

「えっと……こころ、一体何があったの?」
「それが……皆で母様から貰ったお菓子を食べたらこうなったの」

こころに理由を聞くと心音さんから貰ったお菓子を食べたらこうなったらしい。
私は開封した箱のお菓子を確認する。

そのお菓子は『ガトーノア』だった。
『ガトー』とはフランス語で『焼き菓子』、『ノア』とは『胡桃』を指す。
つまりはフランスで食される『胡桃の焼き菓子』である。
材料は、卵・粉糖・ハチミツ・強力粉・コーンスターチ・ベーキングパウダー・無塩バター・ラム酒・胡桃……である。

お解かりいただけただろうか?
それでは正解発表である。

「あー……ラム酒で酔っ払ったのね」
「え?『ラム酒』??どういうことなの、姉様?」
「こころ、このお菓子にはラム酒が含まれてるのよ」
「え、でもあたしも食べたけれど何とも無かったわよ?」
「私とかこころは食べ慣れてるし耐性が有るんでしょうね」

私は淡々と自分の立てた仮説を述べていく。無論、現状は無視で。

「あのー……姉様?」
「どうしたの、こころ?」
「この状況、突っ込まないの?」
「ツッコミしたって何も変わらないでしょ」
「こころぉー♪」
「亜麻音おねーちゃん♪♪」

そう、こころは美咲に……そして私は令王那に絶賛絡まれ中である。
酔ってるせいか頭のネジが……というか理性が吹っ飛んでやがる。

「……どうしたらいいの、姉様」
「取り敢えず、撫でとけ。大人しくなるでしょ」
「……解ったわ」

取り敢えず私とこころは令王那&美咲(酔っ払い)を撫でることにする。
ナデナデしてると凄く御満悦な表情を見せてスリスリしてくる。

「「むふー??」」スリスリ(〃'ω'人'ω'〃)スリスリ

うわぁ……もう普段の二人からは想像できないわ。

「姉様……美咲と令王那、どうしてこうなったのかしら?」
「多分だけど、酔って理性のタガが外れて秘めてる欲望がダダ漏れしてるんじゃない?」
「そういうことなのね……で、どうするの?」
「うーん……そのままさせたいようにさせときましょ。暫くしたら熟睡するだろうし」
「そうね
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