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BanG Dream! ワーカーホリック少女が奏でるオト
Pastel?Palettes T
#008 Pastel?Palettes&Sublimatum Re:Birth Live
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れを諦観した者を許す気は毛頭無い」
「ダーリン……」
「颯樹君……」
彼から伝えられる言葉の数々に、ちーちゃんと彩はポツリと彼の名を零す事しかできなかった。
それも構わずにさーくんは続けた。
「今回のライブの前も、最悪なライブになる危険性があった。……けど、それは彩たちが頑張ったからこそ回避されたのだと言えます。本当にありがとう!」
その言葉を聞いた瞬間、観客席から私や彩たちを賞賛する声が響き渡った。
「嬉しいわね……」
「だな。表舞台ではアタシたちが動き、裏ではアイツが動く……無能共の企みなんざ最初から潰えてたって訳だな」
「ますき、言い過ぎだよ。でも、私も同じ気持ちだよ」
そんなふうに会話を交していると、さーくんが言葉の雰囲気を強め始めた。……そろそろ準備かな。
「無能スタッフ共。アンタらの犯した罪は、到底許される行為では無い! 真に支えるべきPastel*Palettesを性処理道具の様な扱いをし、豪雨の中で行われたチケット配布を全て千聖のおかげにして……彩には《《口パクで歌え》》と言う……そんな事を言うテメェらに、Pastel*Palettesを支える資格なんてねぇんだよ!」
その言葉を聞いて、私たちは演奏の準備を始める。……頼むわよ、さーくん!
「この曲で、お前らの性懲りも無い心や腐った人間性も何もかもを……ぶっ壊す! 『FEED THE FIRE』!!!」
さーくんが曲名を宣言し、演奏が始まった。
演奏が終わり、観客から大声援とサイリウムの波が沸き起こった。
そして、私達はさーくんをセンターにして横一列に並んだ。
それと同時に彩達とレイ達も全員ステージ上に再度登板し、私達と同じく横一列に並んだ。
並び順はステージの下手……客席から見て左側の端から帆乃花、萌々、ますき、レイ、由愛、私、さーくん、彩、ちーちゃん、イヴ、麻弥、日菜……という並び順だ。
横に並んだ私達がするのは……
『『『『『『ありがとうございましたっ!!!!!!』』』』』』
全員が手を繋いでこのライブの観客達にお礼をすることだ。
これはSublimatumのライブでは恒例の行事である。今回はPastel?Palettesと合同ライブなので彩達も一緒だ。
そして、そのセンターを務めるのは今回のライブでの立役者であるさーくんだ。
実を言うと事前の打ち合わせで私と彩、ちーちゃんがそのことを提案し、メンバー全員がそれを快諾した。
だが、さーくん本人がそれを最後の最後まで固辞していた。
本人曰く、
「僕は裏方なんだからセンターは彩かあーちゃんの方が適役だよ」
とのことだった。それを言われて私達は納得するはずも無く、昨日までさーくんを説得し続けた
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