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BanG Dream! ワーカーホリック少女が奏でるオト
Pastel?Palettes T
#008 Pastel?Palettes&Sublimatum Re:Birth Live
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彩の方は大丈夫かな……?? 私がそう思った時だ。
「亜麻音ちゃん……今日のライブ頑張ろうね!」
彩が私に声を掛けてきた。
「彩、大丈夫なの?」
「え、何が?」
「前みたいにさ緊張でガチガチなのかって思って」
「あー……うん。正直言うと今もすっごく緊張してるよ? でもさ……楽しみなんだ。不思議とね」
「『練習の成果を思いっきり発揮できるから』?」
「うん。それもあるけど、今の私たちには、大好きで凄く頼りになる人がいるから!」
「そっかぁ……。だよね。その人達も今日の思いっきり楽しんじゃお!」
「うんっ♪」
私が彩と会話を終えた直後にさーくんがスタッフに呼び出され、控え室を後にした。
あのスタッフは確か……以前のライブでエアバンドするように提案した張本人だっけ。
「……………………」
「どうか……したんですか? 亜麻音ちゃん」
「あぁ……燐子。ちょっと気になることがあってね」
「『気になること』……ですか?」
「ええ」
「それは……さっきのスタッフさんの事よね? あーちゃん」
「ちーちゃんの言うとおりよ。さっきのスタッフはPastel?Palettesのエアバンドを提案した張本人だもの」
「えっ……じゃあ……今も……」
「燐子もそう思うわよね……」
「ダーリンが上手く断ってくれればいいのだけれども……」
ちーちゃんの言うとおりだ。
あのスタッフのことだし、今回は彩を『口パク』でやらせるかもしれない。……というか絶対そうに違いない。
それだけは……それだけは絶対に阻止せねばなるまいて。そんな事をやらかせば間違い無く……永遠に終わりだ。
彩だって……必死に練習を重ねてきたんだ。それは私が一番知ってる。だって、SublimatumのVo.陣で徹底的に鍛えたから。
実力だって前とは段違いだ。そしてメンタルも確実に強くなっている。先程のやり取りで判明はつくだろう。
だが、あの無能スタッフはそれを知る由も無いだろうし彩の実力がファーストライブの時と然程変わりないと思うだろう。
だって、Sublimatumのメンバーによる彩の徹底レベルアップはPastel?Palettesメンバーとさーくん、燐子以外には伝えていない。
これもあの無能共の鼻を明かす為だもの。……と、思っていたんだけど裏目に出ちゃったか。
「大丈夫よ。あーちゃん。ダーリンを信じましょ?」
ちーちゃんが私の表情を察してか私にそう声を掛けた。
少しすると……
「嫌な予感がするわね。あーちゃん、ちょっと来てくれるかしら?」
「どうしたのちーちゃん」
「良いから来て」
私はちーちゃんに手を引かれて、ある所へと向かった。そして向かった所では、何やら言い合いをしているのが聞こえてきた
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