第3話 強硬派壊滅!!新たな脅威!
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ーがそんな要求を飲むはずがない。我が国が彼らに敵視されショッカーとの交流が永久的に不可能になる。宣戦布告と取られても文句は言えない。
それだけにとどまらす、韓国が世界中から敵対視されてしまい、良くて経済は混乱、最悪の場合は諸外国から国交断絶通告の嵐が舞い込む可能性がある。
彼は愛国心とかそういった崇高な物は一切、持ち合わせていない。
彼も他の政府高官と同じで、利権に吸い付いて甘い汁さえ吸えれば何でも良かった。
だがこのままでは大韓民国という沈みゆく泥船に乗る羽目になってしまい、自分もそれに巻き込まれてしまう。
それだけはごめんだった。
「…そうだ!なんなら北韓(北朝鮮)との合同作戦に変更して2対1でショッカーと戦いましょう!アイツら、曲がりなりにも核兵器を持っているわけだし!!きっといける!」
どうやら大統領は韓国が北朝鮮と対立していることすら忘れてしまったようだ。
しかし、自分は首相、眼の前の女は大統領。大統領命令を拒否するには立場が違い過ぎた。
「……分かりました。国家情報院に伝えます」
首相は渋々、大統領から命令書を受理して執務室から出ていった。金槿恵は妄想にふけっているのかニヤニヤと笑っていた。
そんな様子に青筋をたてながらも、彼は命令書を懐に入れて静かに廊下を過ぎ去り、そのまま国家情報院に向かった。
その後、すぐに韓国政府は北朝鮮に対し、合同工作作戦を提案。北朝鮮の朴正恩は突然のことに戸惑いながらもこれを了承。近々、日本を訪れるというショッカー訪日団に打撃を与えるべく暗躍するのだった。
プレイヤーは揃った。それぞれの国がそれぞれの思惑を胸に動き出す。
―そしてショッカー使節団、訪日当日を迎えた。
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