第3話 強硬派壊滅!!新たな脅威!
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い。
日本とアメリカと交渉を開始したとなれば、ショッカーがこれからアメリカ陣営に取り込まれていくことはほぼ確実となる。そうなれば、ショッカー製の進んだ武器や技術が自衛隊や米軍に渡ることとなり、今後の太平洋進出に支障をきたすことになる。
それだけは絶対に防がねばならない。その上で可能ならばショッカーをこちらの陣営に引き込みたい。ショッカー製の兵器を輸入し、運用ノウハウを学べば我が中華民族は永遠に世界に君臨できるというのに。
どうすれば、どうすればショッカーは日米との関係を断ち切って、こちら側に接近してくるんだ。
薹 徳愁は悩んだ。悩んだ。悩んだ。そして悩んだ末に彼の頭に一筋の光明が射した。
そうだ、日本とアメリカに対して不信感を持たせればいい!
決して信用できない危険な相手だとショッカーの上層部に認識させるのだ。
ちょうどショッカーの使節団の訪日が間もなくだ。
奴らをアメリカの仕業に見せかけて襲撃することができれば今後、ショッカーはアメリカと手を組むことはないだろう。それと同時に『警備が不十分』として、招待国である日本との信頼関係を失わせることもできるはずだ。
そうなれば、自ずとショッカーは日米という自由主義陣営ではなく、我が国に接近してくるだろう。善は急げだ。
薹 徳愁は早急に作戦を計画させるべく、国家安全部に電話をかけた。そしてその数日後、作戦は承認され、実行準備が整った。
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米中の方針さえ換えた対ショッカー外交。それは某半島国家も同様だった。尤も、この国の対ショッカー外交は悪い意味で他国と一線を画すものだった。
大韓民国 青瓦台 大統領府
「大統領……本当によろしいのですか?この『作戦』、成功する見込みがどれだけあるか……」
大統領が『ショッカーに賠償を請求しましょう』と不敵に微笑んでから早一週間。首相は大統領執務室で『作戦』を実行していいのか尋ねていた。おおよそ作戦といえるものではないそれに首相は不安を覚えていたのだ。
「何度言わせるの!?失敗するはずがないじゃない!!いい?もう一度、この完璧な作戦内容を聞きなさい!」
大統領執務室にて、金槿恵は鼻息を荒くして、つばを撒き散らしながら話す。
「ショッカーの使節団を拘束し、その上で多額の賠償を請求するの!!そして、さらに異世界の韓半島を解放するよう要求するのよ!!!」
そう、これこそ金槿恵が立案した狂気の作戦であった。
首相はますます顔が暗くなり、気分が悪くなった。
多額の賠償金請求。さらにショッカー世界の朝鮮半島の割譲要求。
狂ってる。
第一、ショッカ
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