暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-F最終侵攻〜Battle of the central 2〜
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インスが右手をユーリに突き出した。

「闇に沈め! デアボリック・エミッション!」

「ア、アキレウスシールド!」

至近距離での広域空間攻撃と、ミッドチルダ式とベルカ式の魔法陣を二重にしたシールドタイプの防御が激突。アインスとユーリが魔力の爆発に飲み込まれた。ユーリの防御の堅さはチーム海鳴の誰もが身に染みてる。そやからアインスの強烈な一撃にも完璧に耐えきるやろ。

(フォートレスやストライクカノンの神秘カートリッジの効果が、私自身の魔法にも乗ればええんやけどな・・・)

無い物ねだりしててもしゃあない。ユーリに“ストライクカノン”の砲門を、S1とS2の砲門を王様へと向けて待機。王様はシグナムとザフィーラの猛攻を“エルシニアクロイツ”や「エヴァラック・シールド!」ってゆう、オートで連続展開されるらしい小型のシールドで防御し続けてる。驚くべきことはシグナムとザフィーラってゆう優秀な近接騎士を2人同時に相手してながら、王様の防御がなかなか崩れへんってことや。しばらく見ぃひんうちに近接戦にも強くなってる。

「悔しいな・・・」

ふつふつと湧き上がってくる嫌な気持ちを振り払うかのように、私はシグナムとザフィーラから距離を開けた王様に「シュート!」砲撃を発射。まずS1の砲撃が王様に着弾・・・はせぇへんかった。シールドが完璧に防いだからな。続いてS2の砲撃が2つの目のシールドに阻まれた。

「紫電清霜!」

追撃に繰り出されたシグナムの居合が、王様の“エルシニアクロイツ”に拒まれた。そやけどその一瞬の間にザフィーラが王様に肉薄して、「滅牙!」って右拳をお腹に打ち込んだ。王様は「ぐぅぅ!」って苦悶の声を零して殴り飛ばされた。

「うああああああ!!」

そんな時に「アインス!?」の悲鳴が聞こえた。そっちに目を向けると、怪物の腕に捕まったアインスが、その腕ごと研究所を囲う塀に突っ込まされた。さらにユーリは「あなたは強いので、このまま足止めに徹しさせていただきます」って魄翼を大きく広げた。

「カノン!」

瓦礫の中で立ち上がろうとしてるアインスの元にS3を向かわせ、さらに追撃を止めさせるために“ストライクカノン”のトリガーを引いて砲撃を発射。ユーリは攻撃態勢に入ってたことで回避も防御も出来ず、砲撃の直撃を受けた。火力も防御力もとんでもないユーリやけど、攻撃発動時は動けへんって弱点がある。そこを狙えば今みたいに攻撃を当てられるんやけど・・・。

「目がチカチカします〜。お返しですよ〜!」

――アルゴス・ハンドレットレイ――

まったくダメージが入ってへん。そんで魄翼の放射面から発射される何十発ってゆう砲撃。私や復帰した直後のアインスだけやなくて、シグナムとザフィーラも攻撃範囲に入ってたから回避に移った。


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