暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-F最終侵攻〜Battle of the central 2〜
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終えた。そんなアインスの頭上に大きなベルカ魔法陣が展開されて、三方の陣から超長距離狙撃を行える砲撃が次々と発射され始めた。

「シュツルムファルケン!」

続いてシグナムも矢を射た。矢は一直線に空へと走って、ある一定の高度で爆発を起こした。アインスの砲撃連射のおかげもあるんか攻撃がピタッとやんだ。少し待っても攻撃が続行が再開がされへんから、ザフィーラがフィールドを解除した。
それでも攻撃が再開されへんな〜って考えてたら、『こちら監視班。空から何か、アレは・・・あ、紙が降ってきました。注意してください』って連絡が入って、確かに数十枚とヒラヒラ振ってきた。左手に持つ“シュベルトクロイツ”を脇に挟んで、開けた左手で目の前に振ってきた紙を手に取った。

「これ・・・! 魔導書のページ・・・!?」

記されてたのは魔法のプログラムやった。そう、私の“夜天の書”やリインの“蒼天の書”のような魔導書型のストレージや。しかも「コレ、私のクラウ・ソラス・・・?」の発動プログラムに酷似してた。他にも私の扱う魔法と似たようなものが記されてる。

(とゆうことは、やっぱり今の攻撃の主は・・・!)

「フンッ。2週間もめそめそ、じめじめと醜態を晒して引き籠っておった貴様には随分とイライラしておったが、元気になったらなったで当たらなかったとはいえ反撃してきたことにもイライラするわ!」

「「「「っ!!」」」」

『え? なに? シグナム? はやて達も、なに驚いてんの? ていうか、はやての声っぽくね?』

ものっすごい聞き覚えのある口調に喋り方。私だけやなくてアインス、シグナムもザフィーラも驚いてる中、アギトだけが状況を判ってへんみたいや。いやまぁ、あの時・・・“闇の書”の欠片事件の時にはまだアギトはおらへんかったからな。

――セーレマイグレーション――

「「主はやて!」」「我が主!」『はやて!』

――アンサラーシュラーク――

アインス達に名前を呼ばれると同時、背後から魔力反応が急に生まれたことでS3を瞬時に操作して防御態勢に入る。まず金属同士が激突した音が轟いて、遅れて振り向いた私は攻撃してきた相手を視界に収めた。驚きの中に再会できたことへの嬉しさも混じる感情が沸き上がってきた。

「チッ。生意気にも防ぎおって」

「やっぱりや! あの、イジメのような、私だけを狙って来る意地の悪い攻撃! 王様くらいしか思いつかへんもん!」

S3と激突してるんは“王杖エルシニアクロイツ”。杖を握ってるんは私と瓜二つな王様、ロード・ディアーチェが、そこに居た。王様も少し見ぃひん間に大人に成長してる。髪は私と違くてあんま伸ばしてへんけど、王様はショートの方が似合うてるな。あと、ちょう気に入らへんところが1つ。オリジナルの私より・・・
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