暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-D最終侵攻〜Battle of the west〜
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たちは続けていますが、何分小さいうえに動き回ることで失敗続きです。
「判ったわ! もう少しだけ耐えて! スバル、ティアナ!」
「「はい!」」
地鬼形態だからこそ耐えられる重力ですが、そう長くは持ちませんね。そういうわけで先輩方がラスティアへの猛攻を開始しました。私を重力に閉じ込めるための魔術を発動しているらしい宝石を右手に集中砲火するのですが、左手に持つ宝石は影の魔術を扱えるらしく・・・。
――
復讐者の黒腕
(
エノルム・ヴィオランス
)
――
ラスティアの左右を護るように出現した黒い影の両前腕が、先輩方の攻撃を完全に防ぎ切りました。さらに影の腕は虫を払うかのようにブンブンと左右に振るわれ、「きゃあああ!」先輩方を薙ぎ払いました。防御が間に合わずに直撃を受けたことで高速で飛ばされた先輩方の先には何もなく、このままではどこまでも飛ばされて行きそうです。
(重力に捕らわれていても・・・!)
――砂泥緩衝壁――
「遠隔発生・・・!? 聞いてたのと違うじゃん! もう! 面倒くさいなぁ!」
たった今この瞬間に新しく組んだ術式を発動。殴り飛ばされた先輩方の後方に砂、粘土、土の三層クッションを急速生成。先輩方がクッションに突っ込むのを見ていることしか出来ない自身の無力さにいら立ちを覚えつつも、次の一手を必死に考えます。
『(初めてでしたけど遠隔発生も上手く出来ました!!)先輩方! 大丈夫でしょうか!』
『あたしは何とか大丈夫よ!』
『あたしもです! 頑丈だけが取り柄なんで!』
『私も打撲だけで済みました!』
先輩方の無事は確認できました。あとは私が重力から逃れるだけなのですが・・・。そんな時、ティアナ先輩から『ちょっと試したいことがあるのですが、あの――』と提案された手段は、確かに現状を打破するにはいい方法だと思います。
「こちらからの戦闘行動は許可されてるけど、前と変わらず殺害の許可は下りてないから安心してよ!」
『それでいきましょ!』
『異議なし!』
『ミヤビさん、もう少し待っていてください!』
『了解です!』
確実に戦闘不能にするためにラスティアが私に向かって来ました。重力に捕らわれていてもなお私には遠隔発生なんていう、突発的に発動した割には上手く出来た術式の所為で警戒を強めてしまったようです。
魔法とは、自然摂理や物理法則をプログラム化して、任意に書き換え・書き加え、削除を行って、変化と移動と幻惑のどれかの作用を起こさせる技術のことです。一般的な魔導師は望む効果の魔法を発動するためにプログラムを組みます。そして詠唱や集中、トリガーなどでプログラムを起動、魔法として発動するのですが、私はそういったものを意識せずに魔法を発動できています。
(ルシル
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