暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-D最終侵攻〜Battle of the west〜
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は見えず!』

「了解です。結界の準備をお願いします」

現在、研究所への出入りが出来ないよう道路などは封鎖されているし、今日は“T.C.”の襲撃があるということで、研究員なども誰ひとりとして出勤しないようにされている。だから今ここにやって来るのは間違いなく敵よ。そんなあたし達の倒すべき敵が来るのを待つことちょっと。研究所を囲う壁で唯一開けた場所――ここ正門にやっと姿を見せた。

「「「「子ども・・・?」」」」

150pあるかどうかの身長。ローブの裾から除くロングブーツのデザインや歩き方からして女の子ね。けど「子どもだからって油断しないように」って、あたし自身も含めてスバル達に注意しておく。子どもだろうが強い魔導師はいるし、魔術師となればそれこそ一気に最強になる。ま、こちら側も魔術が使えればそのアドバンテージの差は小さくなるけど。

「時空管理局、アリサ・バニングス一等陸尉よ」

「同じくミヤビ・キジョウ三尉です」

「スバル・ナカジマ」

「ティアナ・ランスター」

「あ、はじめまして。あたし、ラスティアって言うの。えっと、魔力保有物?を貸してください!」

本名か偽名かを名乗りつつ頭を下げたラスティアに、あたしは「大人しく捕まれ」って投降を促した。聞く耳を持たないあたしにラスティアは「そっか。うん、まぁ判ってたし。無視は少し傷ついたけど」って嘆息した後、俯かせていた顔を上げてあたし達を見た。

「しょうがない、うん、しょうがない。じゃあ戦う? もうこっちから仕掛けてもいいって言われてるから、遠慮はしないよ?」

「上等よ!」

「覚悟してください!」

「「絶対に捕まえる!!」」

ローブを脱ぎ捨てて素顔を晒したラスティア。緑がかった黄色の髪、エメラルド色のおっとりした瞳、額には留め具の無いアクセサリー・ラリエット。ノースリーブのロングコートにミニスカート、太腿までのサイハイブーツっていう格好ね。

――鬼神形態顕現――

ミヤビは額から無色の角を生やして臨戦態勢に移行。あたしも“フレイムアイズ”をフルドライブ・ヴァラーフォームで起動。スバルは機動六課時代から変わらない(外見とは違って性能は段違いに強化されてるけど)“リボルバーナックル”と“マッハキャリバー”を。ティアナも見た目は変わらずとも性能は強化されてる“クロスミラージュ”を2挺持ちで起動。

「剣士と銃持ちと徒手空拳2人。しかも1人は魔人の末裔、1人は機械?かぁ。まぁ大丈夫かな」

ラスティアが何か引っ掛かることを言いながら野球ボール大の虹色に輝く宝石を12個と展開すると、自身の周囲をくるくると飛び回らせ始めた。この気配、間違いなく神器だわ。だから「スバル、ティアナ! 神秘カートリッジをロード!」と指示を出して、“フレ
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