謎の戦士
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」
「……?」
「次の一撃に、それぞれの命を賭けないかい?」
「えっ……?」
友奈はその言葉に言葉を失う。
だが、ルパンは続けた。
「俺はこれを。君は、その命を。互いの命を賭けて、全力の一撃をぶつけようではないか」
乱入者は何も言わない。だが、彼の力を込めた構えで、それに応じたことだけは理解できた。
そして、二人は同時に走り出し、互いの刃を振り抜く。
金と紫の一閃。
お互いに刃を振り上げた体勢のまま、背中を合わせる両者。
やがて。
「怪盗さん!」
全身からどんどん破壊されていったのは、ルパンのほうだった。
彼は可奈美と友奈へ顔を向ける。
「さ、最後に告げよう。三つの石が集まるとき伝説の悪夢が蘇る。俺がこの世界に召喚されたときに埋め込まれた情報さ」
「え?」
「どういうこと?」
可奈美と友奈は、目を白黒させた。だが、ルパンは肩で笑う。
「我が生涯に悔いなし。さらば、仮面ライダードライブ! さらば、小さな我が宿敵! さらば、我が最後の敵! 俺の二度目の幕切れに相応しい……火花、花火だ!」
一瞬遅れて紫の衝撃波が全身より弾け、ルパンは爆発。
彼の手にあった手裏剣の置物は、そのまま乱入者の手に収まった。
「いけ好かない奴だ……」
乱入者はその後、可奈美と友奈を睨み、どこかへ飛び去って行った。
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