第六十二話 二人乗りその三十五
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「ちっちのお家でもね」
「厳しいこと言ったらかえって恨まれるわよ」
「それで何か底意地の悪いことされるわよ」
「自分が嫌う相手のことその人と仲の悪い喧嘩っ早い子に色々吹き込んだらしいし」
「そんなことする相手だから」
「そもそも関わったら駄目よ」
こう私に言います。
「流石にね」
「そんな奴は誰でも救えないでしょ」
「天理教の教祖様でもね」
「部活でも何かあった相手の出席簿出席したものまで全部欠席に書き換えたっていうし」
「何か聞けば聞く程嫌な人間だけれど」
流石にそこまでやったら学校でも有名になる位嫌われます、というか一体どんな家庭で育ったか気になります。
「そんな人でもね」
「そうよね、まあね」
「人も変わるからね」
「こんなのでもね」
「更正するかも知れないわね」
「おみちではね」
私は皆にお話しました。
「頭打つっていうかね」
「痛いことがあって」
「そこから更正して」
「反省してまともになるっていうのね」
「そうしたこと言われたことあるの」
私自身がです、その言った人こそです。
「高校の先輩にね」
「長池先輩よね」
「ちっちがいつも言ってる」
「あの人よね」
「そう、人は痛い目に遭って」
それでと言われました。
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