第四百五十四話 それぞれの世界の勇者達その三
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「だからそのことは安心してくれ」
「それじゃあね」
「俺の世界もだしな」
アスタが笑って言ってきた。
「だから普通に馴染めているからな」
「じゃあもう」
「そのことは安心してくれよ」
「うむ、こうした世界にいるとな」
アインズもダイに話した。
「かえって落ち着く」
「それだけ馴染んでるんだな」
「そうだ、そして私は君達を仲間だと思っている」
アインズはポップに鷹揚な口調で答えた。
「だからだ」
「一緒にか」
「戦おう、しかも皆私の身体を見ても驚かないな」
「スカルナイトって思えば」
ポップはこのモンスターから話した。
「まあ別にな」
「スカルナイト、スケルトンだな」
「別に何ともないからな」
「だからか」
「人間じゃない仲間なんて普通だろ」
ポップはアインズに笑って話した。
「要は心さ」
「それがわかっているならいい」
「そうなんだな」
「うむ、私の外見を見て何とも思わないならな」
(まあこれ位は何でもないな)
アインズは心の中でも言った。
(今更俺の姿で驚くなんて人もいないか)
「合格だ」
(今回も仲良くやれそうだな)
「他の世界から多くの人が来てくれて助かります」
エイミは心からこの言葉を出した。
「本当に」
「それはどうしてかな」
「どうも後方を受け持ってくれる人も多いので」
エイミは宝生に答えた。
「ですから」
「そうだね、さっきまでの戦いはね」
「後方、フォローの人が少なかったので」
「明日那さん達に負担がかかったか」
「そう思いますので」
だからだというのだ。
「そちらの人が多いことはです」
「有り難いんだね」
「そう思います」
「私は別にいいけれど」
明日那は笑って応えた。
「充分やっていけるし」
「それでもです」
「負担が大きいっていうのね」
「どうしても」
「まあフォロー役の人も多いなら」
それならとだ、諸葉も言った。
「そちらの戦力も充実していいよな」
「そのことは事実だね」
迅も同意だった。
「やっぱり」
「そうですね」
「うん、僕達それぞれの世界の面々が集まると」
「そちらの戦力も充実しますので」
「余計にいいよ」
「そうですね」
「その通り、俺達もいるからだ」
織戸は誇らしげに出て来た、そのうえでの言葉だ。
「スサノオと満足に戦えるんだ」
「それはそうですが」
姫和がその織戸にどうかという顔で言った。
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