第一章
[2]次話
少しずつ太っていって
ニューヨークで働きながら生きものの保護施設でボランティアをしているナンシー=オズマはアフリカ系の背の高い女性である、黒髪でチョコレート色の肌にモデル並の長身という外見である。その彼女が。
通勤の時ある猫を見た、その猫は白地で頭と背中それに尻尾が黒い猫であった。全身ボロボロで痩せ細っていた。ボランティアそれも生きものの保護をしている立場としてその猫が気になってとりあえず持っていたボランティアをしている者として持っている犬や猫も食べられるジャーキーを置いて出勤した、そして。
仕事をしている時ずっとその猫のことが気になっていて仕事が終わるとすぐにその猫がいた場所に向かった、するとそこにだった。
その猫がまだいた、猫はナンシーを見ると弱々しい声で鳴いた。
「ミャ〜〜〜・・・・・・」
「これは危ないわね」
猫のその声を聞いてこのことを確信してすぐにだった。
猫を自分が所属している団体の施設に連れていった、そうして事情を話してそのまま保護してもらい。
早速里親を探したが知り合いの生きものの養育ボランティアをしているクリス=ハンガーニューヨークで結構大きなファーストフード店を経営している男が言ってきた。二メートル近い長身で筋骨隆々としていて口髭が恰好いい。額が広く金髪を伸ばしかつ後ろに撫で付けている。その彼がナンシーに言ってきた。
「その子なら俺が引き取るな」
「そうしてくれますか」
「俺も家族も生きものが好きでそれだけの余裕があるからな」
だからだというのだ。
「任せてくれ、見たところボロボロじゃないか」
「はい、本当に」
「すぐにここに連れて来てよかったな」
「もう少し遅かったらですか」
「危なかったな」
実際にというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「この猫はもうすぐに美味いものをったっぷりと食わせて」
そうしてというのだ。
「そのうえで休ませて病院にもな」
「連れて行ってくれますか」
「病気を持ってるかも知れないからな」
その危惧もあるからだというのだ。
「だからな」
「じゃあこの子は」
「すぐに俺が家に連れて行くな」
こう言ってだった。
クリスは実際にその猫を自分の家に連れて帰った、その時に猫の性別を確かめて雄だと確認した。そうしてだった。
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