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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic3 増殖!?植物人間
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引き返すよ!』の怒声と共にディザードをにらみつけ、プラントマンを率いて退却していった。
ちなみに、プラントマン・ギガとミニフェニックスとの戦いは、火炎弾のみで押していたミニフェニックスが最終的に勝ち、プラントマン・ギガは完全に燃え尽きて大量の灰になっていた。

「結局、あの人を助ける事ができませんでしたね…。」
『まぁ、仕方がないよ。…僕達もミニフェニックスを回収して館に帰ろう、リングが完成しているかもしれないし。』

ディザードはミニフェニックスを呼び戻し魔法陣に収納すると、変身を解除しエリカに戻り現場を後にしようとしていた。
が、ある男に声かけられた事により、エリカは一瞬足を止めた。
そう、蘭の夫の圭太である。

「あのー、すいません。」
「!?…はい?」
「あなたが噂の竜の魔法使い…ですか?」
「え…あ、はいそうです。」

エリカはいきなり声をかけられたため少しびっくりしていたが、落ち着きを取り戻すと素直に対応した。

「そうですか、あなたが…私は、城北駅の近くで花屋をやっている北倉と言います。」
「北倉…あの有名な花屋さんですか!?」
「はい。実はさっきの戦いを遠くから見ていたのですが、あの怪物の頭部が何となく私の妻に似てたので、まさかと思って…。」
「あのホムンクルスと、何か関係があるのですね?」
「ええ、実は…。」

圭太は、昨夜店内で起こった出来事を事細かにエリカに話した。
彼の話を聞く度に、エリカはグランオーキッドから聞こえていた思念波の事を思い出す。

「…なるほどそうですか、あのホムンクルスに奥さんがつかまっているのですね。」
「お願いします、竜の魔法使いさん。私の妻を…蘭を、助け出して下さい!」
「蘭さんと言うのですか、素敵な名前ですね。…実は私も先程の戦いで、蘭さんの助けを求める声を聞きました。私にまかせて下さい、何とかしてみましょう。」
「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!」

何としてでも蘭さんを助けて、圭太さんの元に帰してあげたい…エリカの気持ちはますます加速していくばかりであった。



そして時間は過ぎ…午後6時27分。
エリカはキッチンでサラの好物であるチキンのクリーム煮を作っていた。
彼女の料理の腕はプロ級であり、本気を出せばフルコースまでやすやすと作ってしまう程である。
エリカはクリームの味見をし、塩とコショウで調整してからさらに味見する。

「うん、あとはブロッコリーを加えてひと煮立ちするだけで完成です。」
『本当にいい香りだね。これならサラちゃんも喜ぶよ。』
「ふふっ、ありがとう…マック。」

とそこへ、いいタイミングでサラが二階から降りてきて、出来上がった料理を見て驚きの声をあげてい
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