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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic3 増殖!?植物人間
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も美しい逸品であり、そこから放たれる魔力に二人は圧倒されっぱなしであった。

「はぁー、きれいですね!真っ赤な夕日の様で…。それに、魔力も相当の物ですよ!」
「そうね、この魔法石でリングを作ったら…何だかすごいのができそう!」
「えぇ、そうですね。では先に朝食を用意しますので、食べ終わってから…。」
「何だか創造意欲がわいてきた!…私、急いで新しいリングを作るから朝食は入り口の方に置いといて!」
「あ、はい。」

これにはサラもかなり刺激されたらしく魔法石を手にするや錬金の間に入り、新たなリング作りに入った。



それから数十分後、一体のホムンクルスが廃屋にある地下駐車場で巨大なつたをうねらせ、一人魔力をため込んでいた。
見た目は胡蝶蘭(こちょうらん)に似てはいるが、中央にはゲートである仮面をつけた女性…上倉の頭が出ており不気味さをかもし出している。
そしてつた状のムチが両腕にからまり、樹木を思わせる体は細く華奢である。
彼女の名は、グランオーキッド。
ホムンクルスには珍しい植物型である。

『…古代の世界より眠りし悪しき大地の精霊よ。我に宿りて力となれ!』

グランオーキッドは手にした一振りのナイフで自らのつたの一本を切ると、その先端を下にあるコンクリートの地面に突き刺し魔力を送り始めた。
するとどうだろう、突き刺された地面からつたがあふれ出し、一体の人型をした物体を形作っていくではないか。
完成した物体…プラントマンは数分のうちに10体が生まれ、グランオーキッドの命令を待つ。

『おぉ、わが愛しき子供達よ。私の話を聞くのだ…。』



キイィィィィ…ン。

その頃、出来上がった朝食を錬金の間に運んでいたエリカは、ホムンクルスの反応を感知したと同時に運んでいた朝食を錬金の間の入り口横に置くと、サラに一声かけホムンクルスのいる場所へと走り出していった。

「先輩、敵が現れました!」
「うん、私も感じた。…敵は魔力からしてかなり手強いと思うわ、気をつけて!」
「はい!」



一方、グランオーキッドは町中にプラントマンを率いて現れていた。
体内にある禍々しいオーラを放出しながら、グランオーキッドは自分の子供…プラントマンに命令を下す。

『さぁ息子達よ、町中を暴れ回りなさい!!』

プラントントマンは町中のあちこちに散っていき、そこで暴力の限りを尽くしていた。
ある一体は信号機をつたでショートさせ、またある一体は通行人をつたで身動きがとれない様にし、更にある一体は車をつたでしばり上げて持ち上げ叩きつけたり…と、やりたい放題であった。

『私のかわいい子供達よ、存分に暴れなさい!!』

すると、プラントマンの一体が何者かの銃撃を
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