スーパーロボット大戦OGs
0029話
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たれたか敵に察知されにくいのだ。
また、磁力を利用して弾丸を発射している為、発射音も他の火器に比べて驚く程小さくなっている。威力に関してはビームに多少負けるかもしれないが、これらの利点を考えると不満は無い。
「となると、最後は数の増えたソードブレイカーか」
アシュセイヴァーの時は左右に3機ずつで合計6機だったソードブレイカーが、それにプラスしてクロノスの左右にそれぞれ4機ずつの合計8機で総合すると14機のソードブレイカーとなる。
正直、これだけでその辺の敵は問題なく倒せるだろう。
ただ、問題はその14機のソードブレイカーを俺が問題なく操れるかどうかだ。
ソードブレイカーはアシュセイヴァーに搭載されている『搭乗者の脳波パターンを解析・記録した後、機体側からのフィードバックによって半強制的に同調させるシステム』を用いてオールレンジ攻撃を可能にしている。
つまり、ソードブレイカーを使えば使う程パイロットに負担が来る訳だ。
6機のソードブレイカーなら全く問題無く使える俺だが、その数が倍以上の14機になった時はどうなる?
シミュレータの設定を弄り、今度はガロイカ50機を敵として出現させる。
そして、グロウセイヴァーのソードブレイカーを全機発射用意。
「行け、ソードブレイカー!」
こちらに向かってくる大量のガロイカに向けて14機のソードブレイカーを射出する。
どう動けばいいのかを頭の中で考え、それをシステムが感知してソードブレイカーの行動へと反映させる。
レーザー発射、近接で切断、打突、回避、回避、レーザー、切断、レーザー、回避、回避、打突。
11機のソードブレイカーを自由に動かし、12機目を動かそうとした瞬間突然頭に鋭い痛みが走る。
「痛っ! シミュレータ中止!」
咄嗟に中止のスイッチを押し、シミュレータを中止させる。
「アクセル、どうしたの?」
「いや、ソードブレイカーを操りきれなくてな。フィードバックで痛みが来た」
「そう、じゃあもう少し数を減らす?」
「そのうち慣れるだろうからこのままでいい。戦闘で破壊された時の為の予備として考える事も出来るからな。それに……」
途中で言葉を切った俺に、レモンが尋ねて来る。
「それに?」
「いや、この問題はT-LINKシステムで解決出来るんじゃないかと思ってな。以前レモンも言ってただろ? T-LINKシステムを使ったソードブレイカーのような武器があるって」
「ええ、ただ時間は掛かると思うわよ?」
「グロウセイヴァーなんて機体を造ったレモンの事だ。信用して待たせてもらうさ」
レモンに声をかけながら、シミュレータから降り実機で訓練すべく格納庫へと向かった。
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