第四百五十三話 大群での攻勢その十七
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「もうこうなったらね」
「後はだな」
「残っている敵を倒すだけだな」
「そうよ、あと一息よ」
ニコはヒムとラーハルトに答えた。
「だからね」
「残る敵を倒す」
「そうすべきだな」
「そうよ、最後の最後まで気を抜かないでいくわよ」
目の前のバグスター達を倒しつつ言う。
「いいわね」
「わかった、ではな」
「最後まで戦おう」
「そうしていくわよ、あとね」
ニコはここで空も見て二人に話した。
「夜から明け方になってきたから」
「目をだな」
「早く明け方に慣れさせることか」
「そう、そのこともね」
まさにというのだ。
「大事よ」
「そうだな、目が慣れるとだ」
「その分戦いやすくなる」
「ではここはだ」
「意識して明るさに目を慣れさせていこう」
「そうしたらいいわ、あとスサノオが出て来たら」
ニコはその時のことも話した。
「いいわね」
「その時はか」
「我々全員でか」
「向かうわよ」
そうして戦うというのだ。
「いいわね」
「それじゃあ」
「このまま戦っていくか」
二人もニコの言葉に頷き戦っていった、そして戦士達はバグスター達の数を減らしていき遂に最後の一体をダイが倒した。
だがすぐに全員あらためて身構えた、ここで声がした。
「ははは、勝って兜をか」
「あんたのやり方はもうわかっている」
スナイプが応えた。
「ここで出て来ることはな」
「だから身構えているな」
「そうだ、早く姿を現せ」
スナイプはスサノオの声に告げた。
「どうせそのつもりだな」
「如何にも」
スサノオはスナイプの言葉に応えてだった。
姿を現した、それは黒と金の姿のクロノスだった。ブレイブはその姿のスサノオを見てそのうえで言った。
「今度はその姿か」
「そうだ、この姿でだ」
「俺達と戦うか」
「そうする、しかしだ」
スサノオはこうも言った。
「それは今ではない」
「次か」
「一ヶ月後だ」
その時にというのだ。
「私は君達と戦う」
「そうか、一月後か」
「その時にな」
まさにというのだ。
「戦うつもりだ」
「そしてだな」
「その時私はバグスターを今回の何十倍も出す」
そのことも行うというのだ。
「場所はこの国の境の平原だ」
「北の平原ね」
レオナは平原と聞いてすぐに何処か察した。
「あそこでなのね」
「戦いたい、いいか」
「断わってもあんたはそこで戦うよな」
レーサーはわかっているという返事だった。
「そうだよな」
「ははは、私の性格はわかっているな」
「お陰様でな」
「だからだ、そこで戦おう」
「あそこなら近くに大きな砦もありますし」
バタックが言ってきた。
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