アルティメットルパン
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ナーと同じく、金色のミニカーをルパンガンナーに装填する。
『ルパン ブレード』
すると、ミニカーの後ろに繋がっている刃が跳ね上がり、ルパンガンナーが短刀となった。
「さあ、来るがいい。お嬢さん」
ルパンは友奈を挑発するようにルパンガンナーの刃___ルパンブレードを向け、揺らした。
「大怪盗を捕まえられるかな?」
「行くよ!」
友奈は、勇んでルパンへ殴りかかる。
だが、軽い身のこなしのルパンは、友奈の拳を優雅によけ、背後に着地し、その背中を斬り裂いた。
「うわっ!」
悲鳴とともに翻弄される友奈。
ルパンは笑いながら、彼女を見下ろしていた。
「はっはっは。どうした? まだまだ始まったばかりだぞ」
「こんのおおおお!」
頭に血が上った様子の友奈は、地面をたたいてルパンへ襲い掛かる。
だがルパンは、マントを翻しながら華麗に翻弄。友奈は彼を捕まえることができず、逆にダメージを受けてしまう。
「直線的だな。人間相手は慣れていないのかな?」
ルパンはルパンブレードをくるくると回転させ、三回友奈の体を引き裂く。火花を散らしながら、友奈は地面を転がった。
「ま、まだまだっ!」
友奈は起き上がりながら回転蹴りを放つ。それはルパンの腕にガードされるものの、少しだけルパンを後退させた。
「どうやら少し痛めつけないと、諦めそうにないな」
『ガン』
ルパンはルパンガンナーの銃口を押す。すると、ルパンガンナーは銃の形態となり、ルパンの指をトリガーに、友奈を狙う銃となる。
「!」
友奈は転がりながらルパンガンナーを回避。だが、遠距離攻撃の手段を持たない友奈にとって、それは勝ち目がなくなったことを意味していた。
「だったら……!」
友奈は構わず走り出す。ルパンは少し驚いた様子をみせたが、構わず友奈へ発砲した。
「なんのこれしきいいいいいいいい!」
被弾しながらも突き進む友奈へ、ルパンは舌を巻いた。
「これは驚いた。まさか君がここまでパワフルだとは」
『ブレイク』
ルパンは再びルパンガンナーのスイッチを入れる。すると、ルパンガンナーは今度は鈍器となった。接近した友奈の拳と全く同じ威力のそれは、友奈とともに弾かれる。
「なるほど。力はあるな。もう少し対人能力を身に付ければ、俺の脅威だっただろう」
「まだまだ! 根性!」
友奈は弾かれた拳を握り、再びルパンへ挑む。
ルパンは自らのマントを掴み、防御するために友奈の前に広げた。
「勇者パンチ!」
桜の花びらを舞わせるその一撃は、マフラーごとルパンを弾き飛ばした。
数回の火花を散らしたものの、ルパンはまだ膝を折っていない。
だ
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