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緋弾のアリア ―瑠璃神に愛されし武偵―
T La bambina da I'ARIA…
第015弾 天上の舞台で舞うは…… 
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見覚えが無ぇとは言わせねぇぜ!」

 お、丁度「遠山の金さん」やってるな。
 その主人公・遠山景元金四郎は俺の家のご先祖様であったりする。
 兄さん曰く、彼もまた、ヒステリアモードのDNAを持っていて……要は露出狂のケがあるようで、もろ肌を脱ぐことで体力・知力を高めることが出来たらしい。
 そんなことはさてお―(おい、子孫よ、先祖をもっと敬わ―)……? 誰だ、今の。ご先祖様本人が降臨なさったか? (←注:概ね当たってる)
 まぁ、無視だ、無視。
 こんな時に邪魔すんじゃねぇよ。非常時だけど。
 あんなアリアでも(←失礼)こんな時だけは平凡な女子高校生なんだ。そして、今の俺は平凡な男子高校生。
 だから……

「アリア……」
「キ、キンジ…………?」

 こうやって、震える手に手を添えてやって。
 普通のクラスメート……友達として。
 震えを和らげてやることぐらいはできる。
 アリアの指が、何秒かの躊躇いを見せてから俺の手を握り返そうとしたとき…………

 パァン、パパパパパパパァン((・д・)チッこの腐れリア充共がっ……!)

 音が、響いた。
 この音は雷鳴でも何でもない。
 俺達が聴き慣れた音。

 銃声。

 まるでこの空気を物理的にぶち壊すかのように。
 それは概ね、この甘くなりかけた空気をぶち壊すかのように。
 あと、なんか聞こえたからな。俺は『リア充』なんかじゃない。
 大切なことだから言っておく。

 そんなことはさておき、個室を出て狭い通路に出ると、

「な、なんなお……?」
「(´・д・`)ヤダ」
「シニタクナイ」
「懺悔する?」
「南無三」
「もうどうにでもなっちゃえい!」
「もう知らなくもなくもなくもない」
「なんなの? 危機感欠如してんの?」
「もうどっちなんだよ!」
「餅つけや」
「いや、餅付いてどうすんの!? 落ち着けや!」

 乗客・CAが騒いでいた。
 発言がギャグっぽく聞こえるが危機的状況であり、漫才とかの類ではない。
 あと、ツッコミ勢の意見には賛同する。

 その直後、騒いでた奴らの懐のカードが淡く光り、

 ひゅぱんっ

 そんな音と共に光に包まれて騒いでいた奴らの姿が消えた。
 ん……? これ、どっかで見たことが最近あるような……? 

 そう考えていたら、銃声のした機体前方……コックピットの扉が開け放たれていた。

「…………!」

 そこにいたのは、先程、放置されて頼りにならなかった間抜けCA。
 そして、そいつが引き摺っているのは機長と副機長。
 その二人は全く動いていない。
 刹那、その二人の懐も淡く光り出す。

 ひゅぱんっ! 

 再びそんな音と共に光に包まれ、二人
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