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輝きを取り戻した犬
第一章
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「引き取ってですか」
「そして」
 そのうえでというのだ。
「家族として暮らします」
「お願いします」
 ジョンは切実に答えた、そしてだった。
 アナベルはその老婆タウニアに迎えられた、シェルターのある施設で最初に対面した。だがこの時もだった。
 アナベルは縮こまり小さくなっていた、如何にも温厚そうな老婆を見ても怯えきって震えて目も弱々しかった。
「クゥ〜〜ン・・・・・・」
「大丈夫よ」
 老婆はその彼女に優しい声をかけた。
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