暁 〜小説投稿サイト〜
『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
財団-まえぶれ-
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
握ってファイティングポーズをとってるわけだが数といい得物といい分が悪すぎる。
だから、あっちが悪者だ。

「大丈夫ですよステンノ様。こんな奴らすぐに…!」
「そうは言うけど随分とボロボロじゃない。本当に大丈夫なのかしら?」

マスターらしき男は頼もしげに言ってはいるが警棒やらで殴打されたのだろうか、腕や足には打撲痕が見える。
そして彼の相棒であるサーヴァント、あれは…ステンノだったか?
平静こそ崩してはいないがマスターを心配しているのは見て取れた。
うん、これで分かった。
俺はこっちを助ける。

「やるだけやってみます…!」
「そう…でもその必要もなさそうだけど?」
「え?」

俺と武蔵ちゃん、2人が走り出したのはほぼ同時だった。
まずはマスターとステンノに迫っていた2名を斬り伏せる。

「…!?」

マスターの男から見ればそれは、あまりの速さにいきなり彼らが鮮血を吹き出したように錯覚したんだろう。
驚いた表情のまま固まっている。

「大丈夫!?怪我は無い?」

呆気にとられたままのマスターはとりあえず頷き、まず武蔵を、そして俺を見る。

「あ、あの…あなた達は…」
「とりあえず話は後!さ、大和くん。この程度パパッと片付けちゃいましょ!」
「…わかった。」

俺と武蔵は地を蹴り、2人を囲む奴らに切りかかる。

「貴様ァ!我々"葛城財団"の邪魔をする気か!?」
「誰であれこんなことするなら問答無用!斬る!」

"葛城財団"
さっきのやつらもそう言ってた。
こいつらはなんだ?人のサーヴァントを取り上げることが目的なのか?
いいや、今はそんなことどうだっていい。
この2人からこいつらを退けることが先だ!

「…!!」

遠くにいた1人が銃を構える。
俺の後ろにはステンノとそのマスター、
つまりは避けるわけにはいかない。
だから俺は鞘ごと振り抜き、それを盾代わりにして突き進んだ。

「なんだこいつ!?」
「お前に名乗る名前は…ない!!」

急接近し、回転をくわえてメイスを振るう。
そいつは咄嗟に銃身でガードしようとするも、質量武器のそれを受け止めきれるはずも無く、銃はバラバラに砕け財団の1人は吹っ飛び、樹木に激突して気を失った。

「こいつ…!!」
「っ!」

また1人、別の男が銃をかまえる。
狙いは俺、咄嗟に腰のショットガンを抜き、迷うことなく撃ち抜いた。

「がっ!」

散弾は銃をバラバラにし、手足を撃ち抜いて無力化する。
これで俺は2人を倒せたもとい、無力化できたわけだが武蔵ちゃんは勿論、

「なんだこいつ!もしかしてサーヴァントか!」
「強過ぎる!増援を呼んでくれ!確かこの辺りを調査している部隊がいたはずだ!」

奴らに
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ