大豪邸
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ん!」
ココアがリゼの手を握った。
「友達だから、困ったときは助け合うものだよ! せっかくリゼちゃんが見滝原にいるんだもん! 一緒に何か考えよう!」
「と言ってもなあ……相手はプロだぞ?」
「そうですよココアさん」
チノもリゼに賛成している。ココアの袖を引っ張り、訴える。
「ここは大人しく引くのがいいと思います。でも、リゼさんもここにいたら危ないのでは……? 折角ですから、ラビットハウスに集まりましょう。そろそろ千夜さんとシャロさんもお仕事終わっているかもしれませんし、久しぶりに集まりましょう」
「あ、ああ……」
リゼが不承不承ながら了解した。
「分かった……それじゃあ、みんなでラビットハウスに行こう」
話がまとまったとき、可奈美と友奈は目を合わせた。
そのままラビットハウスに向かう途中。ココア、チノ、リゼの三人の後ろで、可奈美は小声で友奈に話しかけた。
「ねえ、友奈ちゃん。さっきの怪盗の話なんだけど」
「うん。これは、きっと勇者部案件だね!」
「ゆ……? ま、まあとにかく。私たちで、何とか手伝えないかな?
「私は全然大賛成だよ!」
友奈が笑顔で答えた。
「人のためになることをする。それが勇者部だからね! 異世界だろうとどこだろうと関係ないよ!」
「よし、決まりだね!」
可奈美はコホンと咳払いをして、
「ア! イッケナイ! ワタシ、カイモノタノマレテタノワスレテタ!」
ココアたちと別れた後、その棒読みに深く後悔した。
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