第124話
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〜カレイジャス・ブリッジ〜
「貴方は一体…………」
「フム……ケビン神父やワジ君のような法衣姿で、それもロジーヌ君の関係者から察するに貴方も”星杯騎士団”の関係者なのだろうか?」
老騎士とロジーヌの登場にセドリックが目を丸くしている中、オリヴァルト皇子は自身の予測を口にして訊ねたその時
「貴方はまさか…………バルクホルン神父!?」
「え……ガ、ガイウスの知り合いなの……!?」
老騎士に見覚えがあるガイウスは驚きの表情で声を上げ、ガイウスの様子が気になったエリオットは訊ねた。
「ああ。バルクホルン神父はノルドに住むオレ達に日曜学校の巡回神父としてゼムリア大陸の歴史を始めとしたノルドの”外”の事について教えてくれた先生だ。」
「え……それって、以前のノルド高原での特別実習でガイウスが話してくれた……」
「ガイウスがトールズに来る切っ掛けとなった巡回神父か。」
「それがまさか”星杯騎士団”の関係者だったなんて……」
ガイウスの説明を聞いて心当たりを思い出したアリサは驚きの表情で老騎士を見つめ、ユーシスは真剣な表情で呟き、エマは信じられない表情で老騎士を見つめた。
「こうして直に顔を合わせるのは久しぶりじゃの、ガイウス。あれから本当に大きくなったものじゃな……………――――――お初にお目にかかる。儂の名はバルクホルン。守護騎士第八位、渾名は”吼天獅子”じゃ。」
「!!」
「ええっ!?」
「まさかバルクホルン神父が守護騎士の一人だったとは……」
「おいおい、マジかよ………」
「ど、守護騎士って事はケビンさんやトマスさんと同じ……!」
「星杯騎士団を束ねる12人の騎士の一人にして聖痕の宿主ね。」
老騎士――――――”星杯騎士団”の守護騎士第八位”吼天獅子”バルクホルンが自己紹介をするとサラは目を見開き、アネラスは驚きの声を上げ、ガイウスは驚きの表情を浮かべてバルクホルンを見つめ、アガットは表情を引き攣らせ、信じられない表情で呟いたティータに続くようにシェラザードは真剣な表情で呟いた。
「そ、それに守護騎士の”第八位”って、確かサラ教官の故郷を救った………」
「ノーザンブリアの”塩の杭”を封印処理した守護騎士だな。」
「そして守護騎士の中では最年長のベテラン騎士である事から、その発言力は”第一位”にして”総長”の紅耀石に次ぐと言われている事から実質”もう一人の星杯騎士団の副長”のような存在でもあると言われている騎士ね。」
ある事を思い出したトワは驚きの表情で呟き、クロウとセリーヌは真剣な表情でバルクホルンを見つめた。
「フフ、皆が儂のような老いぼ
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