第124話
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「……まあ、エイドス達が存在していた時代はそれこそ”神代の時代”である事でアタシ達の世界では古代遺物扱いされる代物が普段の生活とかで使われていた時代なのでしょうから、エイドス達からすれば古代遺物の使用を固く禁じる教会の考えとは合わないのかもしれないわね。」
ガイウスの質問に対して複雑そうな表情で答えたバルクホルンの説明を聞いたアリサは表情を引き攣らせ、アッシュは鼻を鳴らして推測し、セリーヌは静かな表情で呟き
「で、でも……わたしは女神様の言っている事は何となくわかります……実際3年前の”異変”を解決するためにアルセイユで乗り込んだ”リベル=アーク”は今の時代では再現不可能な凄い技術ばかりで、遥か昔のリベールの人達が生活をしていた都市だったとの事ですし……」
「ああ………帝国の鉄道すらも比較できない速さでそれぞれの区域を行き来する”レールハイロゥ”もそうだが、何よりも結社の”計画”に使われていた”ゴスペル”が一般市民達の端末として使われていたからな。」
「フッ、懐かしい話だね。うーん、あの頃の事を考えたらあの時のメンバー――――――いや、いっそ”影の国”のメンバーを集めて同窓会を開いてみたいね、はっはっはっ。」
「この状況でそんな呑気な事を考えられるなんて、アンタらしいわね……」
「というか私達の時代よりも遥か昔の時代で生きていたナユタ君達やアドルさん達もそうですがヴァイスさんとリセルさんも今現在私達の時代に存在している事でその気になれば”影の国”のメンバーほぼ全員を集められますから、洒落になっていませんよねぇ。」
「それ以前に”宿題”を終わらせるどころか、最悪の事態が避けられなかったことで解決すべき”宿題”が増えた貴様にそんな暇はないだろうが。」
複雑そうな表情で呟いたティータの言葉にアガットは頷き、二人の話を聞いて当時を思い返した後呑気に笑いながら呟いたオリヴァルト皇子の提案にシェラザードとアネラスが苦笑している中、ミュラーは顔に青筋を立ててオリヴァルト皇子に指摘した。
「話を元に戻すけど……シャロンさんの推測通り、レン皇女殿下達は連合に対して思う所がある教会がわたし達を助けるために”守護騎士”としての力を振るったトマス教官の事を知ったらトマス教官の行動に制限をかける事を確信していたから、アルテリアに抗議したんだろうね……」
「自分達が考えた”策”で暗躍して相手を陥れる――――――まさに”参謀”らしいやり方だねぇ。」
「ったく、そういう裏でコソコソして相手を陥れるような腹黒くて卑怯なやり方が一番腹立つのよね。その気になればあたし達を叩き潰す戦力があるんだから、あたし達が目障りなら正面から叩き潰せばいいでしょうに。」
複雑そう
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