第二章
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「やっぱり安静にしないと」
「駄目ですか」
「さもないと回復が遅れて治っても骨が変な風にくっついて」
「よくないですか」
「どうしても」
「それじゃあこいつ野良みたいですが」
「よくないですね、子猫ですし」
獣医はロビンに答えた。
「怪我の後遺症があれば野良のままですと」
「じゃあ飼い主が必要ですね」
「はい」
ロビンにその通りだと答えた。
「これは」
「わかりました」
即座にだ、ロビンは獣医に答えた。
「これから俺が飼います」
「貴方がですか」
「はい」
折角助けたのだからと言ってだ、そしてだった。
ロビンは実際に診察の後に獣医からキャットフードやミルクそれにトイレや砂も買ってそのうえで猫を部屋に連れて帰った、そのうえで。
一緒に暮らしはじめたがそうなると。
「今日もか」
「ああ、折角骨折も治ったしな」
ロビンは仕事が終わった時に友人に笑顔で話した。
「部屋に帰ってな」
「あの子の世話か」
「そうするな」
「じゃあ今日は俺も行っていいか」
友人はロビンに笑顔で申し出た。
「そうしていいか」
「お前もか」
「ああ、楽しそうだからな」
猫と一緒にいてというのだ。
「だからな」
「ああ、じゃあ来てくれよ」
「それじゃあな」
こうしてだった、友人はこの日はパブに行かずにだった。
ロビンの部屋、ペットを飼えるアパートに入った。すると。
そこに入るとすぐにだった。
「ニャンニャン」
「ケット帰ったぞ」
ロビンは玄関に迎えに来た猫に笑顔で応えた。
「すぐにご飯あげるな」
「ミャ〜〜〜ね」
「ケットってケットシーか」
「それから名前取ったんだよ」
ロビンは友人に共に家の中に入りながら笑顔で答えた。
「雄だったんでな」
「それでその名前にか」
「いいと思ってな」
それでというのだ。
「実際いい名前だろ」
「まあな。それでか」
「ああ、一緒に暮らしてるんだよ」
「そういえば首輪もあるな」
「ちゃんとな。今はマイクロチップもな」
これもというのだ。
「付けたよ」
「万が一に備えてか」
「金かかったけれどな」
ロビンは笑ったままこうも言った。
「お陰で暫くパブはなしだ」
「どのみち行かない様になってるからいいよな」
「そうだよな、じゃあこれから晩飯作るからな」
それでというのだ。
「それ食いながら話すか」
「猫のことをか」
「あいつにもご飯あげてな」
そうしてというのだ。
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