第四百五十三話 大群での攻勢その七
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「そのうえで頭を使ってしかもだ」
「共に戦えばな」
「それで勝てる、わかってきたな」
「ああ、存分にな」
ヒュンケルは鋭い目で答えた。
「そうなってきた」
「それは何よりだ、ではな」
「今日もだな」
「これからもだ」
まさにというのだ。
「修行をしてだ」
「さらに強くなるな」
「俺達全体がな」
「奴等の強さは変わらない」
このことはスナイプが話した。
「決してな」
「俺達は強くなるがな」
クロコダインが応えた。
「それでもだな」
「そうだ、一切変わらない」
その強さはというのだ。
「何があってもな」
「そうだな」
「だから俺達はだ」
「修行で一人一人も強くなり」
「そして頭を使ってだ」
「連携もすればだな」
「負ける筈がなくなる、だがな」
それでもとだ、スナイプは話した。その目は鋭く話しているその口調も真面目なものであり嘘は感じられなかった。
「それでもだ」
「それはあくまでバグスターのことだからね」
ニコはヒュンケル達の方に来て話した。
「言っておくけれど」
「スサノオは違いますね」
「あいつの強さは桁が違うし」
こうアポロに話した。
「人間とはね」
「幾ら私達が強くなろうとも」
「そう、神様だから」
その存在だからだというのだ。
「もうね」
「その強さが尋常ではなく」
「一人で出て来るけれど」
「考えることもですね」
「してくるわ」
「ただ強いだけではないですね」
「そう、暴れるだけじゃないの」
スサノオはというのだ。
「あいつは。そしてあいつを倒さないと」
「バグスターを幾ら倒しても」
マリンも言ってきた。
「それでもですね」
「そう、さもないとね」
それこそというのだ。
「勝ったことにはならないのよ」
「そうですか」
「バグスターを全部やっつけても」
「スサノオに敗れると」
「何にもならないから」
「スサノオとの戦いですね」
「そう、私達の戦いはね」
まさにとだ、ニコはマリンに答えた。
「はっきり言うとね」
「人間と神の戦いで」
「だからね」
「バグスターに幾ら勝っても」
「スサノオに負けたら」
その神にだ。
「戦いには負けた」
「そうなりますね」
「ええ、だからね」
それでというのだ。
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